【大磯・平塚 観光スポットレポ】大磯駅~高麗山(湘南平)~平塚駅 -…

大磯駅から徐々に緑が増えて山道へ

湘南エリアのハイキングコースをご紹介している、こちらのコーナー。【鎌倉 観光スポットレポ】衣張山-漫画『鎌倉ものがたり』にも登場!国指定史跡「名越切通」など歴史を感じるハイキングコース<前編>【鎌倉 観光スポットレポ】衣張山-映画『海街diary』のロケ地にも!パノラマ台・山頂からの絶景を満喫できるハイキングコース<後編>

今回は、大磯町と平塚市にまたがる標高168mの高麗山(こまやま)へのハイキングコースをご紹介したいと思います。行きは、気軽に山の自然を楽しみつつ歴史を学び、帰りは一般道をのんびり街ぶら、という初心者向けのルートです。

大磯町の観光情報サイトによると…

高麗山歌川広重の東海道五拾三次之内平塚縄手道の浮世絵にも描かれている高麗山。ふもとの高来神社から登る散策路など湘南平まで続く自然道が楽しめます。

湘南平大磯町北部と平塚市南西部にまたがる海抜181メートルの丘陵で、大磯高麗山(こまやま)と泡垂山(あわたらやま)の山頂一帯を指し、正式には「平塚大磯都市計画風致公園」という名前がつけられています。

参照元:高麗山(湘南平) 大磯町観光情報サイト

その昔、高麗山はここ一帯のシンボル的な存在だったそうですよ。事前にネットで歌川広重の高麗山の浮世絵を見てから行くと、さらに楽しめそうですね。

スタート地点は、大磯駅。高麗山を登り湘南平に出て休憩した後、下山して平塚駅まで向かいます。所要時間は、休憩を挟みつつ約4時間。

大磯駅を出てすぐの所に、観光案内所があります。こちらに伺うといつも、係の方が親切に観光地へのルートなどを紹介してくださるので、とても助かっています。

今回は、大磯駅から湘南平へのルートを教えていただきました。3つのパターンがあって、地図左から①約1時間 ②45分 ③1時間25分が時間の目安だそうです。この日は残暑の厳しいとても暑い日だったので、迷わず②の45分の一番短時間のルートをチョイス。

ルートが決まれば、早速スタートです!まずは、線路沿いを5分程歩いてから、線路の下をくぐって山の方へ向かいます。

大磯町はとても自然の多い町ですが、歩を進めるとより緑が増えてきました。この日は、9月に入ってしばらく経っていましたがセミの声が賑やかで、まだ真夏のよう。

山の麓部分の住宅街は、鎌倉のハイキングコースと雰囲気が似ているように感じます。なだらかな坂道が続きますが、木々が多いので涼やかです。

途中、木片で作られたワンちゃんを発見!みなさんも、ぜひ探してみてくださいね。

大磯駅から1.6㎞、16分程で高麗山公園入口の看板に辿り着きました。ここからは、山道に入りますよ。

歩いてすぐの所に、「楊谷寺谷戸横穴墓群(ようこくじやとおうけつぼぐん)」があります。こちらは、古墳時代の横穴のお墓で神奈川県指定史跡となっています。

神奈川県指定史跡 「楊谷寺谷戸横穴墓群」

大磯丘陵は、全国屈指の横穴墓の密集地域として知られていますが、当地は特に濃密な分布地区に位置しています。本横穴墓群は古くから存在が知られており、早くも明治期には当時の研究者による本格的な調査が行われています。

出典:神奈川県指定史跡 「楊谷寺谷戸横穴墓群」(神奈川県大磯町)- 2022年9月10日(土)撮影

横穴墓はいくつもあって、形もはっきり分かるほど綺麗な状態で残っているのが見所です。

そこからは、緑に囲まれた上り階段を進んで行きます。整備されているので、比較的歩きやすい道です。

茅ヶ崎と江ノ島、三浦半島から小田原や伊豆、静岡方面と内陸側も見渡せる

まだまだ階段の山道が続きます。時折、段差の激しい箇所があるので、ほどよい運動になるのではないでしょうか。気軽に行けるハイキングコースですが、ぬかるんだ道もありますので足元には十分にご注意を。

道中、お散歩中の女性二人組や虫取り網を持った親子を見掛けました。

途中、アスレチックのような道も。お子さまにとっては、大冒険をしているような感覚を楽しめるのでは??危ないので、大人は絶対目を離さないようにしてくださいね。

ここで案内図が現れました。湘南平までは200mとのことです。

平坦な道であれば200mなんてすぐですが、ここは山の中。階段は傾斜が急になって、腰の高さほどの段差があったりとなかなかハードな道のり。

ふと、顔を上げるとテレビ塔展望台が見えてきました!

山道から、ぽっかりと開けた「湘南平」に到着。とても天気がいい日だったので、青空が広がっています。ハードな道のりで疲れていたはずが、一気に疲れが吹き飛ぶようです。

まず、目に入るのは「湘南平」のシンボルタワーであるテレビ塔展望台。

今は一時的に閉鎖されていて、中に入ることは出来ないんですね。2023年には再開が予定されていると、看板に書いてありました。

湘南平は高台になっており、最大の魅力は360度の景色。

茅ヶ崎と江ノ島方面、三浦半島の方までスッキリと見渡せます。

もう一方では、小田原や伊豆、静岡方面までよく見えます。残念ながら、富士山には雲がかかっていましたが、本来はとてもよく見えるスポットだと思います。

内陸側を見渡すと、走っている新幹線が見えましたよ。どの方向から見ても、素晴らしい眺めを堪能することが出来ます。

テントを張ったり、レジャーシートを敷いてペットと寛いでいる方々などがいらっしゃいました。ロードバイクの方も何人もお見掛けしました。お子さまの遊具もあるので、大人も子どもも楽しめる場所ですね。

筆者もこちらでお昼休憩を取り、身体の熱を冷まして疲れを取ることに。いつまでものんびりとしていたいような場所です。

たっぷりめの休憩を取った後、下山することに。今度は下りの階段です。

「湘南平」へは平塚駅からバスを使っても行けますが、本数が一日数本と大変少ないのでご注意を。

帰りの道は一般道になっていて、カーブが多く車もよく通るのでくれぐれも注意をして歩いてくださいね。

途中「高麗山公園 子供の森」がありました。キャンプ場は、倒木等の影響で現在閉鎖されているそうです。

一般道を歩いていると、徐々に車や通行人が増えてきます。40分程ひたすら歩くと、「高麗大橋」がありました。

ここからは「平塚駅」に向かって、街の雰囲気を楽しみながら歩きます。花水川の川沿いは桜並木になっていたので、春は桜がすごく綺麗なんでしょうね。

「平成の一里塚」なるスポットも発見しました。江戸時代に、大木が植えられ旅人の目印となり休憩場所であった「一里塚」。そんな「一里塚」を現代に蘇らせようというものだそうです。

こういった発見も、街ぶらならではの醍醐味ですね。

途中コンビニで休憩をして、さらに30分程歩きゴール地点平塚駅に到着。

大磯駅~高麗山(湘南平)~平塚駅の初心者向けハイキングコースは、軽い山道が最初の1/3程あり、後は一般道をのんびりお散歩をするようなコースとなっています。「今日、ちょっと多めに歩こうかな」「久しぶりに少し自然を楽しみたいな」といった時に、思い立ったらすぐに行くことが出来ます。

行楽の秋、季節の移ろいを楽しめるハイキングに行ってみてはいかがでしょうか。

楊谷寺谷戸横穴墓群

■住所:〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯

アクセス

東海道本線大磯駅より徒歩16分