JR東日本は3日、寝台特急「カシオペア」(E26系客車)の1号車「スロネフE26」(展望室タイプの「カシオペアスイート」を有する車両)を大宮駅西口(埼玉県さいたま市)の桜木駐車場用地活用事業「(仮称)桜木PPJ」の開発敷地内に移設展示すると発表した。

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    「カシオペア」の1号車「スロネフE26」が大宮駅西口の複合施設内に移設展示される

寝台特急「カシオペア」は「オール2階建て」「オールA個室寝台」のE26系客車を使用し、1999年7月16日から2016年3月26日まで上野~札幌間で運行された。定期運行終了後、2016年6月からツアー専用臨時列車として運行されたが、2025年6月をもって運行終了している。

「(仮称)桜木PPJ」は、JR東日本と大和ハウス、大和ハウスリアルティマネジメントによるプロジェクトとして2025年4月15日に着工。大宮駅西口の市営駐車場である桜木駐車場の一部に大型複合施設(商業棟、オフィス棟、駐車場棟、フィットネス棟、MICE・結婚式場棟の計5棟で構成)を整備し、新たなビジネス、文化、ライフスタイルを生むウェルビーイング拠点「Omiya Well-being Station」をコンセプトに、2027年春の竣工を予定している。

同プロジェクトを「鉄道のまち大宮」の象徴となる施設とし、地域エリアのシンボルとして整備するため、「カシオペア」の1号車「スロネフE26」を移設展示するという。車両に隣接して広場空間も整備予定としており、地域の憩いの場、さまざまなイベントが行われるにぎわい空間として、地域交流に資する移設展示をめざす。

  • 「カシオペア」で活躍したE26系客車の外観・車内

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    「(仮称)桜木PPJ」完成イメージパース

  • <!-- Original start --></picture></span>「(仮称)桜木PPJ」の開発敷地内に「カシオペア」の1号車「スロネフE26」を移設展示する<!-- Original end -->

    「(仮称)桜木PPJ」の開発敷地内に「カシオペア」の1号車「スロネフE26」を移設展示する

具体的な展示内容は検討・調整中とされ、詳細は決まり次第、改めて発表予定だが、展示案として「解説板等寝台特急カシオペア号の来歴を学べる機能整備、見学デッキ等の整備、鉄道ふれあいフェアや(仮称)第五地区公園等と連携したイベント等の実施など」が示された。「カシオペア」の移設展示を通じ、「(仮称)桜木PPJ」が「大宮の立地や既存の都市の魅力等の強みを生かしながら、ヒト・モノ・情報等が集まり相互に交流し『新しい価値』を創造・発信する場となり、多様な資源が集まる『東日本の対流拠点形成に資する機能の導入』の実現に繋げるべく、さいたま市が進めるまちづくりに貢献してまいります」としている。