トヨタ自動車系列のトヨタアルバルク東京が、東京・お台場に多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」を開業する。10月3日にこけら落としとして、プロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」の開幕戦が行われる。10月11日には最初の音楽イベントとしてOfficial髭男dismのライブが予定されている。

  • 「TOYOTA ARENA TOKYO」(東京都江東区)

    「TOYOTA ARENA TOKYO」(東京都江東区)

アリーナのメインスタジアムには、アルバルク東京に加えて、日本航空とビザ・ワールドワイド・ジャパンがパートナーとなって「JAPAN AIRLINES LOUNGE」などを設置。天井のない開放的なエリアの「テラス」から試合を観戦できるほか、JALオリジナルドリンクや食事などが楽しめる。

10月中旬から、JAL・Visaカード会員限定で観戦特典付きチケットをマイルで交換するサービスを開始する予定。今後、3社ではさらなる連携を進めていく考えだという。

  • TOYOTA ARENA TOKYOのメインエントランス

    TOYOTA ARENA TOKYOのメインエントランス

JALとVisaがマイルで特別な体験を提供

TOYOTA ARENA TOKYOは、お台場にあったトヨタのショールームMEGA WEB跡地に建設された多目的アリーナ。Bリーグアルバルク東京のホームアリーナとなる。同チームはもともと代々木第一体育館をホームとしていたが移転した。スポーツだけでなく音楽イベントなどのエンターテイメントでも利用される予定となっている。

  • メインアリーナ。円形のデザインで、どのシートからも観戦しやすく、代々木第一体育館よりも距離が近いという

    メインアリーナ。円形のデザインで、どのシートからも観戦しやすく、代々木第一体育館よりも距離が近いという

  • 屋外にも複数の施設があり、「adidas SPORTS PARK」には「TOYOTA ARENA TOKYOシンボルモニュメント」があり、アルバルク東京勝利時にはゴールリングが光るという

    屋外にも複数の施設があり、「adidas SPORTS PARK」には「TOYOTA ARENA TOKYOシンボルモニュメント」があり、アルバルク東京勝利時にはゴールリングが光るという

そうした中で、運営のアルバルク東京がJAL、Visaとパートナーシップ契約を締結し、その第1弾としてアリーナ2階のホスピタリティエリアに「JAPAN AIRLINES LOUNGE」と「JAPAN AIRLINES TERRACE SUITE」を設置する。このTOYOTA ARENA TOKYOの中でも「一番ユニークな場所」とされており、新たな体験を提供することを目指した。

  • メインエントランスを入って反対側にあるのがJAPAN AIRLINES LOUNGEとJAPAN AIRLINES TERRACE SUITE

    メインエントランスを入って反対側にあるのがJAPAN AIRLINES LOUNGEとJAPAN AIRLINES TERRACE SUITE

  • JAPAN AIRLINES LOUNGEのゲートとなるTOYOTA GATE。1階には「TOYOTA PREMIUM LOUNGEなどもあり、ラウンジ専用ゲートとなっている

    JAPAN AIRLINES LOUNGEのゲートとなるTOYOTA GATE。1階には「TOYOTA PREMIUM LOUNGEなどもあり、ラウンジ専用ゲートとなっている

  • TOYOTA PREMIUM LOUNGE

    TOYOTA PREMIUM LOUNGE

  • 様々な食事やドリンクが楽しめる

    様々な食事やドリンクが楽しめる

JAPAN AIRLINES LOUNGEは広々とした空間にビュッフェスタイルの食事やドリンクを提供。豊洲市場から直送される料理を用意する。残念ながら、JALラウンジ定番の「JALカレー」などはないそうだ。

  • 2階に上がったところにあるのがJAPAN AIRLINES LOUNGE

    2階に上がったところにあるのがJAPAN AIRLINES LOUNGE

  • 空港のラウンジのようにゆったりできる

    空港のラウンジのようにゆったりできる

  • カウンター席

    カウンター席

  • オリジナルコーヒーやクラフトジンなども楽しめる

    オリジナルコーヒーやクラフトジンなども楽しめる

  • 様々な料理も並んでいる。空港ラウンジのようなJALオリジナルフードは残念ながらなかった

    様々な料理も並んでいる。空港ラウンジのようなJALオリジナルフードは残念ながらなかった

ドリンクは、JALの飛行機内でも好評だというオリジナルブレンドコーヒーや国産クラフトジン「Re FLY」も提供する。オリジナルアロマも採用されており、非日常を演出した空間を作り出し、「JALが長年空の旅で築いてきた日本のおもてなしを取り入れた」とJAL執行役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長の大森康史氏は話す。

  • 3社の取り組みの第1弾がこのラウンジ。左からVisaのシータン・キトニー社長、トヨタアルバルク東京・林邦彦社長、⽇本航空執⾏役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長⼤森康史氏

    3社の取り組みの第1弾がこのラウンジ。左からVisaのシータン・キトニー社長、トヨタアルバルク東京・林邦彦社長、⽇本航空執⾏役員マイレージ・ライフスタイル事業本部長⼤森康史氏

JAPAN AIRLINES TERRACE SUITEは、6つの異なるデザインの個室に加え、開放的なテラスが用意され、ゆったりと座って観戦できる。通常、こうしたラウンジは上階に設置されることが多いが、2階というコートに近い位置を確保した。18mという近距離なので臨場感の高い観戦が可能とアピールされていた。

  • 右側にあるのがJAPAN AIRLINES TERRACE SUITE。天井がなく開放的なデザイン

    右側にあるのがJAPAN AIRLINES TERRACE SUITE。天井がなく開放的なデザイン

  • テラスからの眺め。コートを一望でき、ゆったりと観戦ができる

    テラスからの眺め。コートを一望でき、ゆったりと観戦ができる

利用するには、空港のラウンジとは異なりJALのサービスステイタスは関係なく、JALのマイルを活用して利用チケットを交換する形になる。

  • それぞれテーマが異なる6つの個室とテラスが用意されている

    それぞれテーマが異なる6つの個室とテラスが用意されている

  • 和風のテラスも

    和風のテラスも

10月下旬から開始される、観戦特典付きチケットを、マイルで交換するサービスでは、JAPAN AIRLINES LOUNGEが1人15,000マイル、JAPAN AIRLINES TERRACE SUITEは25万マイルで交換可能。アリーナへのエントランスも一般とは異なる「TOYOTA GATE」となっており、スムーズに入場できるとしている。

大森氏は、同社の戦略として「JALマイルライフというコンセプトに力を入れている」と指摘。JALカードやJAL Payを通じて、日常でマイルを利用してもらうことに繋げていきたい考えを示している。これは、特典航空券による空の旅だけでなく、スポーツ観戦、ミュージカルや歌舞伎といった芸術、高級ホテルのスイートルームの宿泊など、日常から非日常まで、様々なシーンでライフスタイルに溶け込む形でマイル利用を促す。

今回のJAPAN AIRLINES LOUNGEやJAPAN AIRLINES TERRACE SUITEもこのマイルを使った新たな体験の提供というJALマイルライフの一環で、そのため、まずはマイルによるチケットの交換によって利用できるようにした。

TOYOTA ARENA TOKYO全体としては、代々木第一体育館の頃からアルバルク東京と付き合いのあったSquareを全面導入して、完全キャッシュレスアリーナとなっている。一部の自販機やロッカーは現金も利用できるが、飲食やショップはキャッシュレス決済が基本で、特にVisaが注力するタッチ決済によってスムーズな決済体験ができるとVisaのシータン・キトニー社長は語った。

  • Squareを導入して完全キャッシュレスのTOYOTA ARENA TOKYO。これはオフィシャルショップ

    Squareを導入して完全キャッシュレスのTOYOTA ARENA TOKYO。これはオフィシャルショップ

  • ズラッとSquareレジスターが並ぶ

    ズラッとSquareレジスターが並ぶ

キトニー社長は、「来てよかったと思ってもらえる時間を過ごしてもらいたい」と話し、利用者に特別な体験価値を提供したいとアピールする。Visaは海外でもこうしたスタジアムなどでの体験を提供する取り組みを行っており、日本でのこうした取り組みは初めてだという。

JALがマイルライフを提供するように、Visaもポイントや特典を超えてさらなる価値の提供を目指し、今回のパートナーシップに至ったとキトニー社長。さらに今後、アルバルク東京、JAL、Visaの3社による提携を継続し、さらなる価値提供をしていきたい考えだ。

  • 10月3日に開業するTOYOTA ARENA TOKYO

    10月3日に開業するTOYOTA ARENA TOKYO