ビザ・ワールドワイド・ジャパンは8月28日、ホワイトペーパー「B2Bカード決済導入の価値、取引から変革へ~アジア太平洋地域の大手サプライヤー調査報告」の日本語版を発表した。

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同資料は、KoreFusionに委託し、2024年8月から10月にアジア太平洋の12の地域(オーストラリア、中国本土、香港、インドネシア、日本、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、韓国、タイ、ベトナム)の大手事業者1,000社を対象とした定量調査と、アジア太平洋の13の地域(上記12か国とインド)における事業者100社(カード決済導入事業者25%と非導入事業者75%)への詳細な定性インタビューの洞察から、B2B取引におけるカード決済の導入状況とサプライヤーの財務・運営面の利点についてまとめたものとなる。

主要な調査結果は以下の通り。

サプライヤーは請求金額の4.7%に相当する高い請求・回収コストに直面

これには、請求処理、照合作業、例外処理、債権回収、各種手数料、外部資金調達コストなどの直接的コストに加え、運転資本コストや不良債権などの間接コストなど複数の要因が含まれる。

カード決済を導入している事業者は、カード決済量の増加を望んでいる

現在、カード決済は、B2B決済の4%未満ではあるものの、カード決済を導入している事業者の96%が、売上増加と決済受付コストの削減を目的に、カード決済量の増加を希望している。業界・市場間の比較分析では、カード決済率が上昇するにつれて、決済受付に関わる全体的なコストが減少する傾向があることが確認されている。

カード決済導入は、事業者に8つの主要なメリットを提供する

「売上の増加、不良債権の減少、外部資金調達コストの削減、キャッシュフロー改善、インフレによる価格上昇の将来リスクに対して資金回収を早めてリスク回避が可能、税務上のメリット、日常業務の効率化、例外処理業務の効率化」がメリットとして期待され、これらのメリットを累計すると、カード決済を導入する事業者は、最大475ベーシスポイントの価値を創出することができる可能性がある。

カード決済導入によって事業者が得られる価値

今回の調査結果によると、カード決済導入が重要かつ即効性のある価値を創出するため、カード手数料を差し引いても、B2B売上収益の2.14%の増加を含む最大277ベーシスポイントのメリットをもたらす可能性が示された。さらに、日本の事業者だけを見ると、最大369ベーシスポイントのメリットをもたらす可能性が明らかになった。

  • B2B売上に占める割合としてのMDR差引後平均カード決済メリット ベーシスポイント(カード決済導入事業者)

    B2B売上に占める割合としてのMDR差引後平均カード決済メリット ベーシスポイント(カード決済導入事業者)