将来は脱サラして、独立して仕事をしたいと考える方も多いでしょう。脱サラをすると仕事や働き方を自分で選べる一方、収入が不安定になるなどのリスクもあるため、入念な事前準備が必要です。この記事では独立のメリット・デメリット、独立に向いている仕事、ロードマップ・準備方法を解説します。
なぜ脱サラして独立したいのか?その理由とメリット・デメリット
会社員として働いていて、将来脱サラをしたい方は多くいます。独立するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 仕事内容や働き方を自分で決められる
- 人間関係のストレスが軽減する
- 収入の上限がなくなる
仕事を自分で選べるため、時間や場所に縛られない自由な働き方ができます。会社特有の人間関係の悩みから解放されることで、精神面も楽になります。
また、収入の上限がなくなるため、自分の頑張りが収入に直結するやりがいがあるのもメリットです。
デメリット
- 収入が不安定になる
- 全ての業務を一人で担う
- 社会的な信用力の低下
会社員でなくなると、安定収入がなくなります。 営業や経理など、多様な業務を行わなくてはなりません。
社会的な信用力も低くなる傾向のため、クレジットカードやローンなどの審査に影響が出る恐れもあります。
スキルなし・未経験でも始めやすい!脱サラ向けのおすすめ仕事5選
脱サラに向いている仕事は多数あります。まず、初心者の方も始めやすい仕事を5つ紹介します。
宅配・運送
運送会社から委託を受け、個人や企業からの荷物を指定の場所まで配送する仕事です。特別な資格は必要なく、運転免許証と車両があれば仕事ができます。
通販サイトやフリマアプリの利用者は多く、今後も宅配・運送の需要は高いため、安定した量の仕事が見込まれるでしょう。
一方で時間にシビアで体力も削られる仕事であるため、時間や体調をいかに管理するかが重要です。
ライティング
企業のホームページやブログなどに掲載される記事を作成する仕事です。さまざまなジャンルの仕事があり、自分の興味関心のあるものを選べるのもメリット。
ただし、ハードルが低い分、競合が多数いることに注意が必要です。また、簡単な仕事は報酬がかなり低いため、いかに単価の高い仕事を獲得できるかが鍵になります。
動画作成・編集
YouTubeやSNSに投稿する動画を作成・編集する仕事です。ある程度の知識は必要ですが、無料で簡単に使える編集ツールも充実しているため、未経験でも始められます。
ライティングと同様、特定の資格は必要なく、パソコンさえあれば自分の好きな場所・好きな時間に仕事ができます。
動画の需要は高いですが、参入者も急激に増えています。今後、仕事を獲得するにはクオリティの高さが求められるでしょう。
ブログ・アフィリエイト
アフィリエイトとは、ネットの広告をクリック・タップされた回数や、広告経由で購入された金額などに応じて報酬を受け取る仕組みです。自分のホームページやブログに広告バナーなどを貼って稼ぎます。
アフィリエイトは24時間365日稼働するため、自分が寝ているときでも報酬が発生するのがメリット。うまくいけば不労所得も得られます。
ただし、短期間で成果が出ることはほとんどありません。閲覧してくれる人が増えないと売上も上がらないため、いかに集客するかが重要です。
事務代行・営業代行
会社で事務や営業の経験を積んできた方におすすめなのが、代行業です。どちらも店舗や事務所は不要で、初期コストを抑えて始められます。
営業代行は、企業の販路拡大を手伝う仕事で、自分で戦略・戦術を考えて進めます。事務代行は、書類作成やスケジュール調整などが仕事内容です。
どちらも即戦力になれるような力が必要ですが、会社でしっかり働いてきた方なら問題ないでしょう。
専門性を活かして脱サラできる仕事5選
会社で培ったスキルや経験を活かして転職したい方も多いでしょう。専門性を活かせる仕事を3つ紹介します。
Webデザイナー
多くの企業にとってITサービスは必要不可欠です。ホームページやブログなどをデザインするWebデザイナーも、脱サラ・独立できる仕事の1つといえます。
今やホームページを持つのが当たり前の時代であり、少しでもクオリティの高いデザインが求められるため、Webデザインの需要も続くと見込まれます。
ただし、未経験から参入しようとする方も多いため、競争はやや厳しい傾向です。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアは、システムの企画開発・設計から、制作、運用・保守まで行う仕事です。プログラマーは、プログラミング言語を用いて、ソフトウェアやシステムなどを作成します。
ITエンジニア・プログラマーともに、ITやプログラミング言語などの専門知識や経験を求められます。一度スキルを身に付ければ、安定した収益も見込めるのもメリットです。
さらに、現在は人材も不足しているため、需要は高い状態が続いています。ただし、比較的低スキルでもできる仕事は今後AIが代替していく可能性もあるため、求められる技術レベルは高くなるでしょう。
コンサルタント
業界などの専門知識やビジネス経験を活用し、企業や個人にコンサルティングを行う仕事です。企業向けの場合は、マーケティング・経営戦略などのコンサルティングを行うケースが多くみられます。
設備もそれほど必要ないため、初期投資を抑えられること、高額な報酬も得られるチャンスがあることもメリットです。
一方で、顧客を獲得するには、相応の実績や経験がないと難しいです。会社に勤務して実績を積みながら、コンサルティングについて学んでいく必要があります。
Webマーケター
企業や個人のホームページへのアクセス・申し込みを増やしたり、SNSのフォロワー数を増やしたりことなどを目指す仕事です。データを分析し、さまざまなWebの施策を実行していきます。
Webの集客方法を知ったうえで、実際に成果を出す必要があるため、会社で実務として取り組んできた方に向いています。独学でもある程度は勉強できますが、実績がないと仕事を獲得するのは難しいでしょう。
各種士業
「手に職を付ける」という言葉を聞いて多くの方がイメージするのは、各種士業かもしれません。
具体的には、行政書士、税理士、社会保険労務士などがあります。いずれも合格するのは難しく、社会的な信用も得られる仕事です。
一方で、独立して事務所を構えると、最初からプロとして仕事をこなさなければなりません。このため、資格を取った後に会社で実務経験を積む必要があります。
脱サラ・独立へのロードマップ
脱サラを成功に導くには、事前の準備をしっかり行うことが非常に重要です。以下のステップで進めていきましょう。
脱サラの目的を明確にする
まず、脱サラや独立をすることで、何を達成したいのかを明確にしましょう。脱サラは、自分で経営をすることとほぼ同じであり、目的・目標がないと進むべき方向がわかりません。
まずは自分ができること、興味のあることを棚卸しすることもおすすめです。また「こういう仕事はしたくない」などネガティブ面も書き出してみると、見えてくるものがあるでしょう。
副業として始める
脱サラ・独立は「小さく始めること」が非常に重要です。はじめから大規模でビジネスをするのはハイリスクで、失敗した場合の経済的なダメージも大きくなります。
副業として「まずは月に1万円」など、小さな仕事を獲得することから始めましょう。実際に行動してみて、まったく向いていないとわかれば、そこで撤退できます。
また、会社の就業規定なども確認し、副業が禁止・制限されていないか確認しましょう。
市場調査をする
副業として仕事をしながら、市場調査も進めます。マーケットの特性や売り上げの見込みに加え、競合について調査することも重要です。
たとえばライター・デザイナー・プログラマーなどの場合、「クラウドソーシング」のサイトを見てみましょう。クラウドソーシングサイトでは、自己PRや実績などを記載し、仕事を受注している方が多くいます。
競合がどのようにアピールして仕事を獲得しているかを把握することで、自分の仕事に活かせる可能性があります。
事業計画を立てる
ビジネスが自分に向いている、一定の売上や利益も見込めると判断したら、事業計画を作成します。商品やサービスの内容、ターゲットにする顧客、競合との差別化などビジネスの構造を考え、事業計画書にまとめていきます。
事業計画書のもくろみが甘いと、途中で資金繰りが苦しくなり、経営が厳しくなります。厳しめに見通しを立てるくらいで作成することがおすすめです。
事業計画は、金融機関から融資を受けるためにも必要になります。
家族に相談して同意を得る
事業計画書を作成してから、家族に説明して同意を得ることも重要です。特に脱サラ・独立の初期は収入が不安定になり、労働時間も増えるため、家族への負担も大きくなります。
事前に家族に十分説明して同意を得て、協力・サポートしてもらえる体制を整えましょう。
起業資金を準備する
事業計画を立てていれば、必要な資金も理解しているでしょう。企業資金を集め、どのように使うか資金計画も立てます。
また事業の資金だけでなく、生活資金を用意しておくことも重要です。最低でも半年分、できれば1年間は生活できる資金があると安心です。
自己資金ですべてまかなうのが難しい場合は、融資、補助金、助成金などを活用します。
退職の意を会社に示す
事業開始の準備ができた段階で、会社に退職する意向を伝えます。事業計画や資金が十分に整ってからでないと、退職するのはおすすめできません。
また、仕事内容によっては、退職後も会社と取引などをする可能性があります。できるだけ円満に退職するようにしましょう。
