“全国最強”の評価…夏の甲子園2025、優勝候補と目される6校。第107回大会を…

高校野球 夏の甲子園 最新情報

 第107回全国高等学校野球選手権大会が8月5日に阪神甲子園球場で開幕。今大会も、甲子園常連校から初出場を果たした高校まで、全国屈指の実力を誇る49校が全国制覇を目指し、熱戦を繰り広げている。そこで今回は、今大会の優勝候補と目されている高校を紹介したい。

東洋大姫路(兵庫)

 

 全国トップクラスの強力打線を誇るなど、前評判が高い東洋大姫路。長らく夏の甲子園から遠ざかっていたが、圧倒的な強さを示して14年ぶりとなる夏の甲子園へ舞い戻った。

 

昨秋は兵庫県大会、近畿大会を制覇。明治神宮大会では、優勝した横浜(神奈川)に善戦するなど、高い実力を示した。

 

 

 だが、今春の選抜甲子園は、エースナンバーを背負っていた阪下漣のアクシデントもあり、まさかの2回戦敗退となった。

 

 それでも、選抜後に行われた近畿大会では、大阪桐蔭(大阪)や智弁和歌山(和歌山)など、全国屈指の強豪校を破って優勝。今夏の兵庫県大会も明石商、報徳学園に勝利し、聖地への切符を掴んだ。

 

 背番号「1」を背負う木下鷹大は、兵庫県大会の5回戦で1安打完封勝利を挙げるなど、エースへと成長。阪下は登板こそなかったが、復帰を見据えてベンチ入りしている。

 

 打線はチーム打率.396を記録し、高校日本代表候補に選出された高畑知季など、長打力のある選手が多く並ぶ。

 

 東洋大姫路の初戦は、大会4日目・第2試合。強豪・済美(愛媛)と対戦する。

横浜(神奈川)

 

 昨秋の明治神宮大会、今春の選抜甲子園を制した横浜が、優勝候補の筆頭になるだろう。今夏の神奈川県大会は苦しみながらも勝ち抜き、王者の意地を見せた。

 

 昨秋の神奈川県大会、関東大会を制すると、そのまま明治神宮大会も優勝。今春の選抜甲子園も順当に勝ち上がると、智弁和歌山(和歌山)との決勝戦では11対4と大差で勝利し、圧倒的な強さを示した。

 

 

 しかし、今春の関東大会は主力を欠いたこともあり、準決勝で専大松戸(千葉)に惜敗。昨秋から続いていた公式戦の連勝が27でストップした。

 

 迎えた今夏の神奈川県大会では、準々決勝の平塚学園戦で9回2死まで追い詰められたが、劇的な逆転サヨナラ勝利。準決勝、決勝ともに先制を許すなど、苦しい展開だったが、いずれも逆転勝ちで聖地への切符を掴んだ。

 

 奥村頼人、織田翔希と左右の強力2枚看板に加え、世代屈指の強打者・阿部葉太など、投打にタレントが揃う。

 

 春夏連覇を目指す今大会は、敦賀気比(福井)との初戦が雨天順延に。大会4日目・第3試合に変更となっている。

仙台育英(宮城)

 

 2022年夏に全国制覇を成し遂げ、翌2023年夏は準優勝と近年は優れた結果を残している仙台育英。2年ぶりの甲子園出場となる今チームも、投打に能力の高い選手が揃い、優勝候補に挙げられる。

 

 昨秋は宮城県大会を優勝したが、東北大会の準々決勝で聖光学院(福島)に敗れ、選抜甲子園には出場できず。

 

 

 それでも、今春は入学直後から正遊撃手を担う砂涼人ら有望な1年生が加わり、宮城県大会、東北大会を立て続けに制覇。今夏も順当に勝ち上がり、準決勝の仙台一戦は8対1、決勝戦でも東北学院榴ケ岡を相手に10対0と大差で甲子園出場を決めた。

 

 主戦の吉川陽大をはじめ、梶井湊斗、井須大史など、140キロ超の速球を誇る投手が5人以上控える。

 

 打線は今夏の宮城県大会で2本塁打を放った田山纏、プロ注目の捕手・川尻結大、高校通算30本塁打の高田庵冬を擁するなど、破壊力抜群だ。

 

 今大会は、初戦で鳥取城北(鳥取)と対戦。エース・古川が9回5安打12奪三振の好投を見せ、5-0で快勝。3年ぶりの夏制覇へ向けて好発進した。

沖縄尚学(沖縄)

 

 今春の選抜甲子園では、優勝した横浜(神奈川)に1点差まで迫るなど、地力の高さを示した沖縄尚学。さらなる進化を遂げ、夏の甲子園に戻ってきた。

 

 昨秋は沖縄県大会、九州大会を立て続けに優勝。今春の選抜甲子園は、初戦で青森山田(青森)を撃破した。次戦で横浜に敗れたが、7対8と大熱戦を演じた。

 

 

 今夏の沖縄県大会は順当に勝ち上がると、準決勝は興南に3対1、決勝戦はエナジックに9対1と実力校を破り、春夏連続で甲子園出場を決めた。

 

 最速150キロ左腕・末吉良丞は、春より制球力が安定し、今夏の沖縄県大会では4試合(29回)を投げて、40奪三振、わずか1失点と無双状態。右のエース・新垣有絃も最速145キロの直球に多彩な変化球を操り、地方大会でも好投を見せた。

 

 打線も、高校日本代表候補に選出された真喜志拓斗や4番に座る安谷屋春空など、強打者が揃う。

 

 今大会は、初戦で金足農(秋田)と対戦。緊迫の投手戦となったが、エース・末吉が9回3安打14奪三振の快投を披露。1-0の接戦をものにし、2回戦進出を決めている。

健大高崎(群馬)

 

 最速158キロの剛腕・石垣元気らを擁し、全国屈指の投手陣を誇るのが、健大高崎だ。今春の選抜甲子園では、エースの石垣元が万全な状態でない中で4強入り。故障者が戻った今夏は、優勝候補と目されている。

 

 昨秋の関東大会では決勝戦で、今春の選抜甲子園は準決勝でそれぞれ横浜(神奈川)に敗退。

 

 

 それでも、春の関東大会は山梨学院(山梨)、専大松戸(千葉)など、他県の強豪校を破って優勝を果たした。

 

 今夏の群馬県大会は、決勝戦まで無失点で勝ち上がり、前橋育英との決勝戦は延長11回までもつれたが、4対3で勝利。春夏連続での甲子園出場を決めた。

 

 エース・石垣元に加え、トミー・ジョン手術から復帰し、最速147キロを計測した佐藤龍月、選抜で好投した下重賢慎、1年生ながらマウンドに上がっている石垣聡志など、豊富な投手陣を形成している。

 

 健大高崎の初戦は、大会8日目・第1試合。昨夏の優勝校・京都国際(京都)といきなり激突する。大会屈指の好カードとして、大きな注目が集まる。

智弁和歌山(和歌山)

 

 今春の選抜甲子園では準優勝を飾った智弁和歌山。夏に向けてさらなるレベルアップを見せており、今大会の優勝候補の一角に名前が挙げられている。

 

 昨秋は和歌山県大会で優勝し、近畿大会では準優勝。今春の選抜甲子園ではエナジック(沖縄)、広島商(広島)、浦和実(埼玉)などを破り、決勝戦に進出した。あと一歩のところで全国制覇は逃したが、地力の高さを示した。

 

 

 今夏の和歌山県大会は、準々決勝で選抜甲子園に出場した市和歌山にコールド勝ちを収めるなど、順調に勝ち進んだ。星林との決勝戦は背番号「11」を付ける宮口龍斗が完封し、春夏連続での甲子園出場を決めた。

 

 選抜甲子園では、エースナンバーを背負う渡辺颯人が全試合に先発したが、宮口をはじめ、春の甲子園はメンバー外だった和気匠太など、他の投手陣も力を付けてきている。

 

 智弁和歌山の初戦は、大会4日目・第1試合。同じく甲子園常連校の花巻東(岩手)との対戦が決まっている。

 

 

【了】