JR東日本は17日、「Suica」エリア外からもチケットレスで乗車できる「えきねっとQチケ」の対象エリアを拡大すると発表した。これまでの東北エリアに加え、東北新幹線の郡山駅から東京駅までの各駅および東京都区内の在来線が新たにサービス対象となる。

  • 「えきねっとQチケ」のサービスエリアに東北新幹線(郡山駅から東京駅までの新幹線各駅)と東京都区内の在来線を追加

「えきねっとQチケ」は、あらかじめ「えきねっと」できっぷを申し込み、発行された乗車用QRコードを使うことで自動改札機を通れるチケットレスサービス。JR東日本の新幹線および在来線の特急券と乗車券を対象としている。

「Suica」エリア外を利用する場合や、新幹線・在来線をまたがって利用する場合などに便利なサービスとして、2024年10月から東北エリアでサービスを開始した。2025年10月からサービスエリアを拡大することにより、たとえば上盛岡駅から山田線の普通列車に乗り、盛岡駅で東北新幹線に乗り換えて東京駅で山手線に乗り換えるなど、「Suica」サービスエリア外や自動改札機のない駅から乗車し、「えきねっとQチケ」サービスエリア内で利用が完結する場合に、スマートフォンのQRコードだけでシームレスに移動できるようになる。

ただし、「えきねっとQチケ」は「Suica」や紙のきっぷなど他の乗車券類と併用できない。一例として、八王子駅から東京駅まで普通列車で移動し、東京駅から仙台駅まで東北新幹線を利用するなど、「Suica」サービスエリア内から乗車する場合、「Suica」エリア内は「Suica」「モバイルSuica」、新幹線は「新幹線eチケット」の利用を推奨している。

  • 「えきねっとQチケ」サービスエリア拡大にともない利用できる例

  • 「えきねっとQチケ」サービスエリア拡大後に利用できない例

JR東日本は今後もサービスエリアを拡大する計画としており、2026年度下期に上信越エリアと上越・北陸新幹線(大宮~新潟間、高崎~上越妙高間)を追加する予定。2026年度末には、JR東日本エリア全域での利用をめざすとしている。