嵐の相葉雅紀が、NHK自然番組のナビゲーターに就任したことが14日、発表された。まずは、定時番組『ダーウィンが来た!』の他、恐竜をテーマにした特集番組にも登場。今後も“自然の物語”を伝える様々な番組に出演予定だという。

相葉雅紀

第一歩として、7月20日より『ダーウィンが来た!』で日本の絶滅危惧種の最新情報を紹介するミニコーナーを担当。そしてNHKとイギリスBBCが国際共同制作した恐竜の知られざる暮らしぶりを描く、8月8日放送の特集番組『ウォーキング・ウィズ・ダイナソーズ プロローグ』への出演が決定している。

これまでにも多くの自然・動物番組で親しまれてきた相葉だが、今後は“NHK自然番組の顔”として、本格的に自然ジャンルの発信を担う存在へとステージを広げていく。

■相葉雅紀 コメント(『ダーウィンが来た!』日本の絶滅危惧種コーナーについて)

日本の絶滅危惧種はおよそ3500種と聞いて、そんなにいるんだと驚きました。でもそんな中、人々の力で何とか絶滅を食い止めたり数を増やしたりしている例もあると知り、立派な活動をされている方たちが沢山いるんだなということを改めて感じました。
このコーナーを通じて、絶滅危惧種の現状と同時にこうした活動にもスポットライトが当たるよう伝えていけたらいいなと思っています!」とコメントしている。

■制作担当 NHKエンタープライズ 足立泰啓シニアプロデューサー コメント

気候の変化や生物多様性の危機、遠い話のようでいて、実は私たちの暮らしと深くつながっている自然の姿。その一方で、森のざわめき、生きものたちの表情、命が育まれる一瞬の奇跡――。自然には、説明を超えて心を動かす力があります。
そんな自然の魅力を、より身近に、より楽しく、より深く伝えていける人、言うなれば“自然伝道師”として、私たちは相葉雅紀さんにナビゲーターをお願いすることにしました。
相葉さんは、これまで多くの番組で、動物たちとのふれあいを大切にし、どんな生きものにも分け隔てないまなざしで寄り添い、その魅力をあたたかく、親しみやすく伝えてきました。それは、まさに私たちが自然番組に込めたい想いと同じです。
「自然って、おもしろい」「生きものって、すごい」「だからこそ、守りたい」
そう感じてもらえるきっかけを、一つでも多く届けていくこと。子どもたちの“初めての自然”に寄り添い、大人たちに“忘れていた感動”をもう一度呼び起こすこと。そして、私たちは今、ひそかに願っています。相葉さんが、ナビゲーターを超えて――「自然伝道師」への道を歩んでくださることを! 相葉雅紀さんとともに、私たちNHKは、「自然のかけがえのなさ」「命の尊さ」そして何より「自然とふれあう楽しさ」を、これからも丁寧に、まっすぐに伝えてまいります。

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