宮崎県日南市が、まだあまり知られていない「穴場スポット」を紹介している。

  • 宮崎県日南市のおすすめ「穴場スポット」

日南市は、宮崎県南部に位置し、東に広がる日向灘の青い海と、西に連なる山々が織りなす豊かな自然、そして歴史情緒あふれる飫肥(おび)城下町や新鮮な海の幸など、多彩な魅力を持つ街。2023年の東九州自動車道開通により、アクセスも向上し、今さらに注目が高まっている。また今年も、7月19日に「油津港まつり2025花火大会」が開催されるなど、夏に向けての盛り上がりも見せている。

しかし、観光地としての知名度が上がる一方で、まだ多くの人に知られていない、本当に心を癒すような"とっておき"の場所もあるのだとか。日南市による「穴場」をテーマにした、「雄大な自然を満喫できるスポット」「特別感を味わえる隠れ家的宿泊施設」「地元民が愛する、とっておきのグルメ」を紹介する。

雄大な自然を満喫できる穴場スポット

主要な観光地に比べ、まだ広く知られていない自然豊かな場所は、大勢の観光客に邪魔されることなく、喧騒を避け、静かに自然と向き合いたい観光客におすすめだそう。

森のミステリーサークル(北郷町)

「森のミステリーサークル」は、日南市北郷町の静かな山間に広がる、まるで宇宙からのメッセージのような幾何学模様が広がるスポット。この模様は自然現象や偶然の産物ではなく、林野庁の実験として1970年代に人の手によって意図的に生み出されたもの。当時、このエリアでは植栽密度の違いが樹木の成長に与える影響を調べるため、杉の苗を放射状に間隔を変えて植えるという実験が行われた。その結果、樹木の成長速度や密度によって、上空から見ると規則的なサークル状の濃淡が浮かび上がるという、思いがけないビジュアルが生まれた。

  • 森のミステリーサークル(北郷町)資料提供:林野庁九州森林管理局

猪崎鼻(日南市下方)

日南市下方の「猪崎鼻」は、日向灘に突き出した小さな岬で、その美しい景観から日南海岸の隠れたビューポイントとして知られている。特に岬突端に設けられた展望台からは、太平洋とそこに点在する七ツ八重の奇岩群、そして大島を一望でき、その雄大さに圧倒される。亜熱帯植物が生い茂る猪崎鼻一帯は、南国ムードに包まれており、猪崎鼻公園として整備されている。公園内にある猪崎鼻公園キャンプ場では、無料で大自然の中でのキャンプを楽しむことができる。

  • 猪崎鼻(日南市下方)

大島(南郷町)

日南市の目井津港から市営旅客船「あけぼの3」で約15分。日向灘に浮かぶ「大島」は、手つかずの豊かな自然が広がる無人島。島内には遊歩道が整備されており、ウォーキングをしながら変化に富んだ海岸線や奇岩、そしてどこまでも続く青い海の絶景を楽しむことができる。特に島の南端に位置する「鞍埼灯台」は、日本で初めての無筋コンクリート造りという珍しい西洋式灯台で、1884年(明治17年)の初点灯以来、海の安全を見守り続けている。また、団体向けのキャビンと家族向けのコテージがある市営の宿泊施設「大島アドベンチャーキャビン&コテージ」では、キッチンやバス、トイレ、エアコンも完備されているため、気軽に無人島での滞在を体験できる。

  • 大島(南郷町)

特別感・高級感を味わえる穴場ホテルや宿泊施設

都市部にあるシンプルなホテルや大規模やリゾートホテルとは異なり、ひっそりと佇む小規模な宿泊施設やその土地の自然や文化に深く根ざしたコンセプトを持つ施設は、プライベートな空間とパーソナルなサービスを重視する観光客にとって、特別な穴場となる。

季楽飫肥(飫肥)

「季楽飫肥」は、まるで時が止まったかのような城下町・飫肥にほっそり佇む、大人の隠れ家。一棟貸切の宿として、点在する古民家を改修した客室は、それぞれ異なる趣を持ちながらも高級感と清潔感にあふれ、ゆったりと寛げる開放的な空間となっている。宮崎地頭鶏を使った食事が楽しめるほか、宿泊者限定で利用ができる完全屋外のプライベートサウナも備えられている。

  • 季楽飫肥(飫肥)

ひなたの宿別邸板敷(板敷)

宮崎市から車で約1時間、豊かな自然に囲まれた山あいにひっそりと佇む「ひなたの宿別邸板敷」は、「隠れ家」と呼ぶにふさわしい一軒。バーベキューが可能な広い庭や、雨の日でも楽しめる遊べるガレージ、野菜やフルーツの収穫も楽しめる農園など、他の宿泊施設にはないコンテンツが用意されている。また、庭には専用ヘリポートが完備されており、遊覧を楽しみながら空港から宿までの送迎を行うプランも用意されている。

  • ひなたの宿別邸板敷(板敷)

グランピングin カームラナイハーバー(平野)

日向灘を望むウォーターフロントにある「グランピングinカームラナイハーバー」は、手軽に贅沢なアウトドア体験を味わえる、大人のためのグランピング施設。プライベート空間を重視したテントは、冷暖房完備。ベッドやソファ、アメニティも充実している。最大の魅力は、目の前に広がる太平洋の大パノラマ。ウッドデッキで潮風を感じながらのんびりと過ごしたり、大自然を眺めながらBBQを楽しむことができる。アウトドア初心者でも気軽に楽しめるよう、食材や調理器具も用意されており、手ぶらで訪れても贅沢なキャンプを満喫できる。また、SUPやシーカヤックなど多彩なマリンスポーツを無料で楽しむことができる。7月19日に開催される油津港まつりの花火大会を施設内でくつろぎながら観覧することもできる。

  • グランピングin カームラナイハーバー(平野)

地元ならではの食を楽しめる穴場なお店

観光客向けの華やかなレストランとは異なり、地元の人々が日常的に利用する食堂や食材店は、地元で獲れた新鮮な食材を、観光地価格ではない、リーズナブルな価格で提供している場合が多く、食の質と価格の両方を重視する観光客にとって魅力的な穴場となる。

上の丘ケーキ工房ソレイユ(萩之嶺)

日南市の山間にある「上の丘ケーキ工房ソレイユ」では、夏はマンゴーや桃などの旬のフルーツをふんだんに使ったフルーツタルトやモンブランなど、太陽を沢山浴びた地元食材を使ったケーキが購入できる。

  • 上の丘ケーキ工房ソレイユ(萩之嶺)

TsuyanoFresca(南郷町)

日南市内にありながら、一歩足を踏み入れると別世界のような落ち着いた雰囲気が広がる「TsuyanoFresca」は、地元の新鮮な食材をふんだんに使用し、イタリアンのエッセンスを加えながらも、宮崎ならではの風土を感じさせる創作料理が楽しめる隠れ家的なレストラン。ここでは、その日の仕入れによってメニューが変わる「おまかせ」スタイルが基本。宮崎牛や日向鶏、近海で獲れたばかりの魚介類など、素材の持ち味を最大限に引き出した調理法で楽しむことができる。

  • TsuyanoFresca(南郷町)

スーパーとむら

「スーパーとむら」は、日南市に4店舗展開するご当地スーパー。宮崎の食文化を語る上で欠かせない、地元に密着した「食の宝庫」であり、観光客にとっては、宮崎の「美味しい」をまるごと持ち帰れる、とっておきの穴場スポットといえる。

特に有名なのは、自社ブランドの「戸村の焼肉のたれ」。ここではそのタレを使った味付け肉や、宮崎牛の新鮮なブロック肉、鶏の炭火焼きなど、地元の特産品が豊富に揃っている。惣菜コーナーも充実しており、宮崎の家庭の味を気軽に楽しむことができる。例えば、チキン南蛮やレタス巻きなど、地元で愛される味が並び、ホテルでの夕食やちょっとしたお土産にも最適。宮崎の食文化を深く知りたい、美味しいお土産を探したいという人にはうってつけの「地元密着型」穴場スポットだ。

  • スーパーとむら