星野リゾートが、新しい旅行トレンド「Coolcation(クールケーション)」が楽しめる施設を紹介している。

  • 日中は爽やかな風が吹き抜ける森に囲まれた長野県軽井沢でクールケーションを満喫

新たな旅のトレンド「クールケーション」に注目

近年、日本全国で夏の平均気温が上昇し、猛暑日が増加傾向にある。今年の夏(7~9月)の気温は全国的に平年より高くなることが見込まれ、特に、7月末〜8月前半にかけて暑さはピークを迎え、さらに、8月後半~9月にかけては厳しい残暑となることが予想されている。

こうした背景から、同社は「暑さを避けて涼しい場所で休暇を過ごす」という欧米で広がりつつある新しい旅行トレンド「Coolcation(クールケーション)」に着目。標高の高い場所に位置する施設で涼しく快適な夏を過ごす、新たな旅を提案する。

クールケーションを満喫できる宿泊施設

平均気温25.5℃「界 奥飛騨」

「界 奥飛騨」(岐阜県高山市)は、標高3,000m級の雄大な北アルプスの名峰に囲まれ、日本屈指の湯量を誇る温泉地である奥飛騨温泉郷に位置する温泉宿。同施設のある平湯温泉は、標高1,250mに位置している。施設の中庭には足湯があり、雄々しい山容と自然が織りなす景色が目の前に広がる。古くから高い木工技術が受け継がれてきた伝統が残るエリアでもあることから、山岳ならではの温泉の楽しみに加え、地元の伝統工芸をモダンに織り交ぜた客室や飛騨の工芸技術に触れる「飛騨の匠体験」を用意している。山あいの新鮮な空気や涼やかな風を感じながら、飛騨地域の伝統と技術が輝く文化に触れ、ゆったりと過ごすことができる。

  • 飛騨の魅力を感じるご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」

  • 中庭の一角に設けられた源泉かけ流しの足湯

平均気温22.3℃「星のや軽井沢」

浅間山の麓、標高約1,000mに位置する「星のや軽井沢」(⻑野県軽井沢町)は、一日を通してクールケーションを楽しめる施設。施設を象徴するランドスケープである棚田を囲む棚田ラウンジでは、日中は、爽やかな風と緑豊かな夏の情景を楽しみながら、信州ならではの山川の幸や食文化を組み合わせた「棚田アフタヌーンティー -夏-」を味わえる。夜には、棚田Barラウンジとなり、モミやアカマツなど5種類の木々を蒸留しブレンドした香木シロップを使った「軽井沢香木かき氷」やドリンクを楽しめる。夜の静けさに響く虫の声や棚田を流れ落ちる水の音など、自然が奏でる心地よい調べに耳を傾けながら、涼やかな夏の夜を過ごせる。

  • 緑豊かな夏の情景と涼やかな水の音を楽しむ「棚田ラウンジ」

  • 森の香りを味わうがコンセプトの「軽井沢香木かき氷」

平均気温24.5℃「星のや富士」

標高800mから900mにある日本初のグランピングリゾート「星のや富士」(山梨県南都留郡)は、富士山の裾野に広がる富士五湖のひとつ、河口湖を望む丘陵に位置する。約6haの広大な森の中に、クラウドテラスをはじめとした大自然と触れ合えるリゾート空間が広がる。同施設では、今夏、こだわりの氷と山梨ならではのフルーツを合わせ、焚き火で熱したウイスキーでフランベして仕上げる「夏夜の森 グランピング焼き氷」を提供する。夜の静寂な森の中で、白州ウイスキーとともに味わうことができる。心地よい風を感じながら、虫の音に耳を傾けたり、焚き火のゆらめきを眺めたり、自然を満喫しながらクールケーションを堪能できる。

  • 朝晩に心地よい風が吹くクラウドテラス

  • 白州ウイスキーとともに味わう「夏夜の森 グランピング焼き氷」

日帰りでクールケーションを楽しめる施設

平均気温18.2℃「谷川岳ヨッホ by 星野リゾート」

群馬県みなかみ町に位置する「谷川岳ヨッホ by 星野リゾート」(群馬県利根郡)は、首都圏から車や公共交通機関で2時間ほどと好アクセスながら、日本百名山「谷川岳」を満喫できる。土合口駅」からロープウェイに乗ると、標高1,319m地点の「天神平」に到着。天神平からは、観光用リフトに乗り、標高1,500mの天神峠展望台へ向かうのがおすすめだという。レトロな風情のリフトからは、夏に開花を迎えるニッコウキスゲのお花見を楽しめる。天神峠展望台に併設するテイクアウト式のカフェ「Tenjin Café」では、季節に合わせたドリンクや軽食を用意。涼やかな空気の中、ドリンクを片手に、360度の大パノラマを満喫できる。

  • 涼しい空気の中、高原植物を楽しめる観光用リフト

  • 標高1,500mに位置する「Tenjin Café」

平均気温21.7℃「雲海テラス」

「星野リゾート トマム」(北海道勇払郡)の「雲海テラス」は、トマム山の標高1,088メートルに位置しており、気象条件がそろった時に発生する雲海を間近で観賞できる展望施設。8月の平均最低気温は14℃と夏でも非常に涼しい同施設では、雲海や山々の雄大な景色を、ユニークな展望スポットやカフェで楽しみながら、雲の上で迎える最高の朝を体験できる。20周年を迎える今年は、宿泊者限定で、雲海テラスを知り尽くしたガイドと巡る「雲海テラスガイドツアー」や雲海テラスを120%楽しむためのスタッフ直伝「雲海講座」を開催している。

  • 雲海を間近に感じられる空中にせり出す展望デッキ

平均気温22.3℃「軽井沢温泉 トンボの湯」

夏の避暑地として名高い軽井沢にある、源泉かけ流しの立ち寄り湯「星野温泉 トンボの湯」(長野県軽井沢町)には、7月1日~9月7日の期間、「トンボの足水浴」が登場する。トンボの湯の横に広がる全長約6メートルの足水桶には、国設「野鳥の森」の夏でも冷たい常時12℃の湧水かけ流し。さらに上流の足水桶には時間限定で氷が投入される「トンボの足水アイスバス」も登場し、アイスバス体験でトコトン涼を感じることができる。足水で涼んだあとには隣接する、「カフェ ハングリースポット」で森の香りに包まれる「森林ソーダ」を飲むことで、心身ともに軽井沢の夏の涼を感じられる。

  • トンボの湯の横に登場する「足水浴」

  • 軽井沢の森を感じて味わうノンアルコールカクテル

平均気温24.9℃「リゾナーレ八ヶ岳」

「リゾナーレ八ヶ岳」(山梨県北杜市)は、南アルプス連峰、八ヶ岳、富士山、雄大な自然が360度に広がる、標高約1,000m の山麓に位置している。イタリアの山岳都市を思わせる街並み「ピーマン通り」の1階には、レストランやカフェ、雑貨店が並び、日帰りでも楽しめる。7月12日~8月24日の期間、高原野菜の生産が盛んな八ヶ岳で野菜の美味しさを存分に味わえる「八ヶ岳マルシェ2025」が開催される。地元の生産者とふれあいながら野菜を購入したり、その場で野菜を焼いて味わうことができる。また、規格外品のトマトを使用した「トマトのかき氷」と3種類の「夏野菜のスムージー」が新登場。高原の心地よい気候の中、旬の野菜を楽しむことができる。

  • 地元の生産者が集い、賑わうメインストリート「ピーマン通り」

  • 甘味の中に微かなトマトの酸味を感じられる爽やかな味わいの「トマトのかき氷」