大阪・道頓堀に本店を構える人気たこ焼き専門店「たこ家 道頓堀くくる」は、日清食品「完全メシ」、MBS「水野真紀の魔法のレストラン」(毎週水曜 後7:00~)と、「完全メシ たこ焼き」を共同開発。

「完全メシ イタリアンブラックたこ焼き ビシソワーズ風ソース」と「完全メシ サバ節担々たこ焼き」の2商品を、6月26日から期間限定で販売中だ。3者の夢のコラボにより1年がかりで開発され、数量限定で発売されている本商品を、大阪・関西万博会場内の店舗で実食してきた。

■理想的な栄養バランスを実現! 「完全メシ たこ焼き」誕生

「水野真紀の魔法のレストラン」が放送25年目を迎えるのを記念し、「たこ家 道頓堀くくる」が番組ゆかりの一流料理人と日清食品「完全メシ」とのコラボ商品として開発された「完全メシ たこ焼き」。

6月26日から7月31日まで「道頓堀くくる 道頓堀本店」など6店舗で、「完全メシ イタリアンブラックたこ焼き ビシソワーズ風ソース」と「完全メシ サバ節担々たこ焼き」の2商品が販売されている(各1,280円、8個)。

日清食品の完全メシは、日本人の食事摂取基準で設定された33種類の栄養素とおいしさのバランスを追求したブランド。普段の食事と変わらないおいしさと栄養との理想的なバランスを追求し、1回の食事で必要とされるたんぱく質、脂質、炭水化物の三大要素のほか、ビタミン・ミネラル・必須脂肪酸をバランス良く、おいしく摂取できる。

「水野真紀の魔法のレストラン」は2001年に放送を開始した関西ローカルのグルメ情報番組。番組の25周年を記念したコラボ商品として「完全メシ たこ焼き」の企画がスタートし、「たこ家 道頓堀くくる」に声が掛かったという。

今年で創業40周年を迎える「たこ家 道頓堀くくる」は、ロシアンルーレットたこ焼きなどの創作たこ焼きのパイオニア的存在。「大たこ入りたこ焼き」や「びっくりたこ焼き」などの定番人気メニューがあり、月替わりの創作たこ焼きメニューなども長年展開してきた。

「完全メシ たこ焼き」は、「たこ家 道頓堀くくる」と完全メシを手がける日清食品の商品開発担当者、2人の一流料理人が約1年かけて試行錯誤を重ね、完成したもの。8個食べ切ると1回の食事で理想のバランスで栄養を摂ることができる。

「完全メシ サバ節担々たこ焼」は、「中国菜 エスサワダ」の澤田州平シェフが共同開発し、「特製担々ソース」をたこ焼にかけた“中華風たこ焼”だ。たこ焼の中にとろりとした食感の餅を入れたほか、仕上げに紹興酒をかけて焼き上げ、2種類の花椒(漢源花椒・青花椒)とサバ節を振りかけて仕上げた。

「完全メシ イタリアンブラックたこ焼 ビシソワーズ風ソース」は、「イル ルォーゴ ディ タケウチ」の竹内啓二シェフが共同開発に関わり、「特製ビシソワーズ風ソース」をたこ焼にかけた“イタリアン風たこ焼”。竹炭パウダーを練りこんだ真っ黒なたこ焼の中にボロネーゼソースを入れて焼き上げた。

■中華風・イタリアン風の特製ソースを使った創作たこ焼き

“中華風たこ焼き”の「特製担々ソース」は、芝麻醤の風味をベースに、花椒で爽やかな香りとピリッとした刺激を加え、シイタケ、レンコン、チンゲンサイが入っている。“イタリアン風たこ焼き”の「特製ビシソワーズ風ソース」は、牛乳をベースにソテーしたオニオンとジャガイモを加え、仕上げに白ワインをかけて焼き上げている。

いずれも「たこ家 道頓堀くくる」の生地ベースはなるべく変えず、ふわトロ系のたこ焼きの味わいを活かしたメニュー。しっかりとした味わいのため、見た目以上のボリュームが感じられて満足度は高い。

完全メシとしての栄養バランスと味わいの調整を行い、店舗提供のためのオペレーションで実現できる商品を検討してきたとのことで、非常に緻密な調整が必要な難易度の高い開発だったようだ。

具材の仕込みからたこ焼きの焼き上げまで、定番商品より手間も掛けており、通常のたこ焼き商品よりも焼く技術が必要らしい。その意味で今回の企画は、創作たこ焼きを長年手がけてきた「たこ家 道頓堀くくる」だからこそ実現したと言えそうだ。

「完全メシ たこ焼き」は「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」(大阪・関西万博)を含め、道頓堀本店など7店舗で数量限定発売の商品として提供されている。

同エリアは1日1万人程度が訪れるサステナブルフードコートとして、未来に向けた取り組みも各出店が行っている。「たこ家 道頓堀くくる」では独自の「たこ焼お助けロボット」“くくるくん”がソースとマヨネーズのトッピングを担当。卵の殻を使ったリサイクル素材を使った箱でたこ焼きが提供されており、万博を機に「たこ家 道頓堀くくる」全店で導入されているという。

また、こちらのフードコートには無料席だけでなく、550円の有料指定席もあり、1日最大で7,800席(50分ターン)のうち、週末などは事前予約で3,000席が埋まるそうだ。購入の際のファストパスなどの特典も用意されている。

大阪老舗の名店などが期間替わりで出店するイベントブースでは、7月後半から2週間ごとに大阪府の市町村が出店し、名産などをPRするという。

道頓堀の店舗などには番組を視聴して「完全メシ たこ焼き」を目的に来店する人も多いそうで、「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」では午後に初日分が売り切れたそうだ。1日の提供数は各店舗によって異なり、累計で各5,000食を期間中に販売する予定とのこと。

「完全メシ たこ焼き」は7月31日まで。「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」での提供は7月2日までだが、「完全メシ たこ焼き」の販売終了後も、ナショナルデーに合わせて各国の素材を使ったたこ焼きなどを提供する予定だ。