青い森鉄道は、8月2~7日開催の「青森ねぶた祭」に合わせ、八戸~青森間の臨時列車「有料定員制ねぶたライナー」を拡充し、今年は1日2本(上下各1本)体制で運行すると発表した。

  • 「有料定員制ねぶたライナー」は青い森703系を使用し、定員制の必ず着席できる列車として運行

臨時列車「有料定員制ねぶたライナー」は、青森駅から三沢駅まで最速51分で結ぶ。青い森703系(2両編成)を使用し、全車自由席(セミクロスシート)だが定員制のため、必ず着席できる列車として運行される。昨年は青森発八戸行の上り1本のみだったが、今年は新たに八戸発青森行の下り「ねぶたライナー1号」を設定する。

8月2~7日の運行期間中、下り「ねぶたライナー1号」は八戸駅14時0分発・青森駅15時7分着、上り「ねぶたライナー2号」は青森駅21時25分発・八戸駅22時32分着で運行。乗車の際、乗車券の他に乗車整理券(1,000円)が必要となる。

定員は各便95名。下り「ねぶたライナー1号」は八戸駅と三沢駅から乗車できる。上り「ねぶたライナー2号」は青森駅から乗る際に乗車整理券が必要だが、三沢駅から乗る際の乗車整理券は不要とされ、通常の乗車券のみで利用できるという。

整理券は紙券とチケットレスがあり、どちらも7月10日10時から販売。新たに導入される「ライナーチケットレス乗車整理券」は、スマートフォン上で予約・提示が可能で、事前の紙券引換えは不要。紙の整理券は八戸駅、三沢駅、野辺地駅、青森駅の各駅窓口で販売する。

青い森鉄道は「青森ねぶた祭」の期間、見物客の移動需要を支えるため、「有料定員制ねぶたライナー」を含め臨時列車を1日最大13本、計70本増発する計画としている。