フジテレビ系ドラマ『Dr.アシュラ』(毎週水曜22:00~)に出演する松本若菜、佐野晶哉、田辺誠一、小雪、荒川良々、結城モエ、荒井玲良、阿南敦子、鈴木浩介、片平なぎさ、渡部篤郎がこのほど、オールアップを迎えた。

  • 松本若菜

一足早く撮了を迎えたのは佐野と渡部。「ただいまのシーンをもちまして、薬師寺保役、佐野晶哉さんオールアップです!」というスタッフの発声を受けると、スタジオ内には大きな拍手が鳴り響き、佐野は高らかに拳を突き上げガッツポーズ。松本から鮮やかな花束が贈呈されると、満面の笑みを浮かべ喜びをあらわにした。

続いて、朱羅の師匠・多聞を演じた渡部もクランクアップした。冷静でありながら心の内には熱い信念を持つ多聞。そんな役柄とシンクロするかのように、現場で“憧れの上司像”であり続けた渡部は、オールアップのかけ声を聞くと柔和な笑顔を浮かべ、周囲へのねぎらいと感謝の言葉を語った。

そして、全てのシーンを撮り終え、松山博昭監督が最後の「オッケー!」をさけぶと、スタジオは大きな拍手と笑顔であふれた。達成感をかみしめ、互いをねぎらう面々だが、それと同時に別れの寂しさもこみ上げてきたのか、時に声をふるわせ、涙をぬぐう場面も。松本らキャストたちは整列し、オールアップを迎えた心境と周囲への感謝の思いを語った。

  • 佐野晶哉

コメントは、以下の通り。

■松本若菜

「長かったようであっという間で、今は実感がわかないです。初めて救急科の医者を演じて、初めてのセリフ回しだったり、専門用語を覚えるのに寝不足になったり、セリフを噛み倒したり…いろいろなことがありましたが、それもひっくるめて良い思い出です。キャストの皆さんは本当に心強くて、どんどんメンバーが増えるたびに心の戦友が増えたようで、皆さんに会えるのが楽しみでした。スタッフの皆さんは朝早くから夜遅くまで、私たちが帰った後も仕事して。お休みがない方もいらっしゃったと思います。そんな方々と『Dr.アシュラ』を一緒に作れたことを誇りに思います。皆さん、今夜はゆっくり寝ていただいて、少しずつ一緒に撮影のことを振り返れたらいいなと思います。3カ月、とても幸せでした。ありがとうございました!」

■佐野晶哉

「終わるんですね、本当に。3カ月も関わらせていただいた作品は初めてで、全11話の連ドラも初めて、そしてゴールデン・プライム帯のドラマも初めてと、“初めて尽くし”やったんですけど、ハードなスケジュールにもかかわらず、僕らよりも早く現場に入って準備して、僕らよりも遅く帰って、っていうスタッフさんのプロフェッショナルな仕事ぶりを見て感動していましたし、尊敬していました。初めてでよく分からなかったこととか、ご迷惑をおかけしたこともありましたが、皆さんのお話を聞いていると、この“修羅場”を経験していればきっと他の現場も大丈夫だろうと(笑)。大好きな皆さんとまたご一緒できるよう、俳優としても頑張りたいと思います。3カ月間、幸せでした。ありがとうございました!」

■田辺誠一

「楽しい3カ月でした。途中途中で“キャラ変”もしまして(笑)。このドラマは登場人物みんなキャラが立っているし、引き込まれる物語だし、とても有意義な時間でした。撮影はどんどん大変になっていって、(衣装の)洗濯物もどんどん増えていって、天気も良いもんだからすぐに乾いて、また働けるっていう(笑)。でも、大変な方が有意義だし楽しいですね。良い時間でした。ありがとうございました」

■小雪

「第4話から本格的に出演させていただいたのですが、久々にフジテレビドラマの感覚を思い出させていただきました(笑)。どんな現場もそうですが、皆さんひとりひとりに役割があって、それを全うしようと頑張ってくださっている姿を拝見し、しみじみとした気持ちになります。トイレをお掃除してくださっている方や、撮影直前まで目をずっと押さえて、体を酷使されている監督。1秒でも良いカットを撮りたいという皆さんの姿に刺激を受けながら撮影に臨むことができました。ありがとうございました」

■荒川良々

「本当にお疲れ様でした。別の機会で長く話しますので今日はこの辺で(笑)。ありがとうございました」

■結城モエ

「大好きな、大好きな人たちに出会えて本当に幸せでした。最高のキャストに恵まれて、スタッフの皆さんはいつも温かくて…。(声を詰まらせながら)優しく接してくださいまして本当に最高の時間になりました。ありがとうございました」

■荒井玲良

「3カ月間、朝から晩まで…朝から朝まで(笑)?ありがとうございました!この現場でたくさんのことを学ばせていただき、幸せな毎日を送ることができました。また皆さんにお会いできるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします!」

■阿南敦子

「ありがとうございました。お世話になりました。いつも、いつも、皆さんから元気と優しさをいただいて…。(涙をこらえて)本当に楽しかったです。ありがとうございました!!

■鈴木浩介

「ありがとうございました。皆さんのおかげでのびのびとお芝居させていただくことができました。(感動的なエピソードの)オンエアを見ると泣いちゃったりして。でも、いつも泣いちゃう回は金剛がいない回なんですよね(笑)。金剛がいないとやっぱり見やすいですね(笑)!素晴らしい作品に参加できてうれしかったです。本当に感謝しております。(一足先に上がるので)オールアップの無事を自宅で願っています(笑)!最後まで頑張ってください!ファイト!」

■片平なぎさ

「お疲れ様でした。(涙があふれて)泣くつもりなかったのに、もらい泣きして…。“ノンストップ救命ドラマ”の文字通り、撮影もノンストップで、本当に、本当にお疲れ様でした。最終話の撮影があっという間に終わってしまってさみしいです。もっともっと、みんなと苦楽を共にしたかった。良い思い出になりました。お世話になりました。ありがとうございました」

■渡部篤郎

「撮影現場に来て、スタッフの方が懸命に仕事している姿、俳優が真摯に役と向き合っている姿が好きです。そういう姿を見て、今も昔も力をもらって(俳優業を)続けることができていると思います。この現場でも良い力をもらいました。思い出もできました。ありがとうございました」

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