6月16日より放送されているNHKの夜ドラ『あおぞらビール』(毎週月~木曜22:45~23:00)でソロキャンパー・大山千晶役を演じている佐藤江梨子。本作の反響が楽しみだと話す佐藤だが、SNSは一切やっていないという。その理由を聞いた。
ソロキャンパー役で約10年続けているヨガを披露
本作は、4人の大学生たちがキャンプで作った手料理をビールと一緒に楽しむ様子を、ユニークな人たちとの出会いがもたらす面白エピソードや感動物語を織り交ぜて描くアウトドア・ドラマ。ビールを愛するアウトドア人間の主人公・森川行男を窪塚愛流が演じ、キャンプ仲間を藤岡真威人、豊嶋花、南出凌嘉、ミステリアスなソロキャンパーを佐藤江梨子が演じている。
佐藤が演じるソロキャンパー・大山千晶は、キャンプ歴5年の上級キャンパーで、普段は大学病院勤務の医師。ルールやマナーに厳しく、男性キャンパーに対してマウントとりがち。また、ヨガが趣味で、ヨガシーンも登場する。
オファーを受けた時、作品にとても魅力を感じ、演じる役にも興味を抱いたという。
「お話がとても明るくて、面白くて素敵だなと思いました。料理を作るシーンも出てきますが、料理は私も年中作っているので。あと、2週目ぐらいからヨガのシーンが出てくるのですが、私はヨガを10年ぐらいやっているので、『やったー!』って思いました」
ヨガシーンは相当な熱量で挑んだそうで、「衣装合わせの時から、『このシーンはこうしたいです』とお話して。そうしたら監督が私の強い思いを感じてくださって、ヨガのシーンは2~3行ぐらいなのに、10回ぐらいいろいろな角度で撮ってくださって、すごくうれしかったです」と振り返る。
「SNSは一切やっていない」その理由を語る
そして、「ヨガのことをわかる人に見てもらって、ヨガのシーンについてリアクションをいただけたらうれしい」と反響に期待。「私はInstagramやXなどSNSは一切やっていないので、直接周囲の人たちから感想をもらえたらいいなと思います」と話した。
SNSをやらない理由を聞くと、所属事務所の代表からの「向いてない」と言われたからだと答えた。
「役者はSNSのコメントを見て、演じている役や自分のキャラクターのことを反省してしまいがちだから、SNSはやらなくていいと言っていただいて。それはすごく助かっています。投稿しなきゃとか考えなくていいですし、謎の人に振り回されることもないので」
ただ、SNSを利用している人に憧れもあると言い、「今の時代は皆さんSNSをやっていて、『あおぞらビール』の共演者の方たちもきっと皆さんやっていると思うので、羨ましいなとは思います」と話した。
本作で演じている大山千晶はSNSをよく利用している人物だそうで、「お肉を焼くのにカメラをたくさんセッティングしていて、SNSをよくやっているのではないかと言われている役なんですけど、役でそういう体験ができてすごく楽しかったです」と新鮮な体験を楽しんだ様子。プライベートでは今後もSNSをやる予定はないと言い、直接もらう声を大事にしていきたいと語っていた。
1981年12月19日生まれ、東京都出身。1998年に芸能界デビュー。抜群のプロポーションでグラビアアイドルとして大活躍。その後、映画やドラマ、舞台など、女優として幅広く活躍。映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)では第29回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞した。