元プロ野球選手で野球解説者の川上憲伸氏が、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で5月19日に公開された動画「前田さん・憲伸さんの相性は? 新企画に挑戦するも波乱の展開に!?」に出演。「天才」だと思うレジェンド選手について語った。

  • 川上憲伸氏 =BS10提供

川上憲伸氏が「天才」だと思うのは高橋由伸氏

この放送回では、相手が思い浮かべた選手を想像して当てる企画を実施。川上氏にとっての「天才」を当てることになり、前田智徳氏が見事に的中させたのが、高橋由伸氏だった。

桐蔭学園高校、慶應義塾大学を経て1997年にドラフト1位(逆指名)で巨人に入団した高橋氏。田淵幸一氏の持つ東京六大学リーグ本塁打記録を更新するなど、六大学でもずば抜けた活躍を見せたが、プロでもルーキーイヤーから大活躍し、126試合に出場し、打率.300、19本塁打、75打点という抜群の成績を残した。

川上氏(明治大出身)にとっては、まさに六大学時代からしのぎを削った関係性だが、そんな高橋氏について「彼のスイングがかっこいいんですよ」「スイングのかっこよさとボールの(飛距離)。あそこまで飛ばすんだとか、僕から見てそういうバッターって意外と少ないかなって」と絶賛。

スピードワゴンの井戸田潤が「ドラフト1位同士の逆指名でしたっけ? それで大卒で入って、意識するもんですか?」と尋ねると、川上氏は「むちゃくちゃしましたよ」と即答しながら、「だって、もう一切、現役中は食事も行かないし、連絡取らないしっていうふうになってきたんで。話すようになったのは、監督なってからですよ、由伸くんが」と明かした。

また、「それまで接近もなかったです。オールスターで会ったとしても、なんとなくお互いが(避ける)」「巨人だったら上原浩治くんがおるでしょ? 彼とは普通に仲良く話すんですけど、なんかこうお互いが勝手に……」と回想。

井戸田が「当時の時代背景とか、監督さんにもよるんじゃないですか? (闘将・星野仙一さんの)『喋んな』とか」と推察すると、川上氏は「それが全てですけどね」と食い気味に返答し、笑いを誘っていた。

【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BS10 毎週月曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。