シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐/インストラクターのイチロー氏が、YouTubeチャンネル『パワプロ・プロスピ公式チャンネル』で5月15日に公開された動画「イチローが新特殊能力でプロスピAに登場! 松井秀喜は当時イチローをどう思っていた? 特別対談 vol.2 【プロ野球スピリッツA】」に出演。2000年に「(打率)4割を打ってなくて良かった」と思った理由を述べた。
イチロー氏が2000年を回想
2000年は開幕戦から4番に指名され、打率4割に迫る打率を100試合近くまで記録していたイチロー氏。しかしその後、ケガで離脱することになり、最終的には105試合に出場し、打率.387、12本塁打、73打点、21盗塁という成績でシーズンを終えた。
当時について、イチロー氏は「この時はね、最後1カ月、ケガで出られなかった。脇腹だったかな?」と振り返りながら、「出られなかったんだけど、『4割打ってなくて良かったな』と思った」とコメント。その理由は「(ケガで)『逃げた』って言われちゃうから」というもので、「それはもう一番イヤなんで。『うわ、切ってて良かったな』と安堵した記憶があって」と打ち明けた。
また、バッティングに対するポリシーについて、「『打席に立つのが怖い』はイヤ」だったと告白。「率を気にしたら、立ちたくないこともあるじゃない?」「でも、『1本打ちたい』なら立つしかない。安打数を増やしていきたい、カウントを上げていきたいなら立つしかない。そのシンプルな考え方が僕の性格に合ってる」とも語っていた。
【編集部MEMO】
日本では7年連続首位打者に輝いたほか、1994年には当時のNPB記録のシーズン210安打をマークするなど球界を代表する選手として活躍したイチロー氏。27歳でMLBマリナーズに入団すると、MLBでは19シーズンをプレーし、首位打者2回、盗塁王1回、MVP1回のタイトルを獲得。2004年には、MLB記録のシーズン262安打をマークした。