女優の鶴田真由が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『あなたを奪ったその日から』(毎週月曜22:00~)の撮影の舞台裏や見どころなどを語った。
きょう2日に放送される第7話では、ある理由から梨々子(平祐奈)に近づくことを思い立った紘海(北川景子)が、結城家のホームパーティーに潜入。そこで、いびつな家族関係を目の当たりにする。これまでにも、梨々子の不安定さを心配する声はたびたびSNSに寄せられ、また玖村(阿部亮平)との関係が気になるという声も。第7話では、そんな梨々子が母・江身子(鶴田)のスナックを訪れる様子が再び描かれるが、そこにはなぜか玖村の姿も…。
――演じられる江身子をどのような人物と捉えていますか?
お嬢様育ちということもあり、常に人からかまってほしいと思う幼さを持ち合わせている女性。子供が生まれた時、育児に追われて自分の身なりにも気を配ることができず、また夫は仕事が忙しくて自分に関心を持ってくれないという生活にややノイローゼ気味になってしまい、そんな時に出会った年下の男性と恋愛して家を出てしまった。純粋だけど母(大人)になりきれなかった過去をもつ。年下の男性とは長く続くはずもなく、一人で生活をしなければならないため、やむなくスナックで雇われママをしている。家族から離れて自分は一人暮らし、長女は心のバランスが悪く、次女は行方不明・・・孤独と失意の中で生活を送っている。そんな彼女も、ドラマの中で起こる色々な出来事の中で大人になっていく。
――このドラマの魅力はどのようなところでしょうか?
「人を恨む」という気持ちと「人を愛する」という気持ちの両極端な感情は、常に表裏一体で自分でもコントロールできず、そこには切なさとやるせなさと、でもやっぱり愛で繋がるという複雑な感情の揺れが描かれているところ。
――北川景子さんの印象、共演してみての感想をお願いします。
愛情深さと能面のような感情のなさの両方の顔をたくみに演じられていて、どきっとすることがありました。そして、その両面のバランスが崩れる時に見せる切ない泣き顔が抱きしめてしまいたくなるほど美しかったです。
――そのほか撮影現場でのエピソードをお願いします。
DAIGOさんが娘さんを連れてスタジオに見学にいらして、クレープを差し入れしてくださったことがありました。その時の北川さんの家族を愛する眼差しが素敵でした。
――撮影を乗り切る、鶴田さん自身の楽しみにしていることはありますか?
撮影を乗り切らなければならないときは、楽しみというよりは「寝られるときは寝る」ようにしています。
――7話や今後の展開のみどころ・視聴者へのメッセージをお願いします!
これから少しずつ、ラストのクライマックスに向けて、バラバラだった話が一気に凝縮されていきます。ハラハラドキドキの連続ですので、お楽しみにしてください。
【編集部MEMO】
北川景子は、今作で共演している大森南朋について、DAIGOが常に「かっこいい…」と話していることを明かしている。