京都鉄道博物館は26日、広島地区で活躍するJR西日本227系のデビュー10周年と、広島駅新駅ビル「minamoa」の開業を記念し、227系の特別展示を6月19~22日に実施すると発表した。

  • 広島地区で活躍する227系0番代

展示車両は227系のS10編成(クモハ227形74号車・クモハ226形74号車の2両編成)。デビュー10周年を記念した特別ラッピングを施す。京都鉄道博物館の本館1階「車両のしくみ / 車両工場」エリアで展示され、初日の6月19日は11時から16時30分まで、6月20~22日は10時から16時30分まで、車内の一般公開も行われる。227系ラッピング車両は展示終了後、2026年2月頃まで広島地区で運行予定とのこと。

6月21・22日の両日、クモハ227形74号車の運転台を4分間占有して見学できる特別な入館券(一般3,300円、大学生・高校生3,100円、中学生・小学生2,300円)も販売。ノベルティとしてA4クリアファイル1枚が付く。事前に「アソビュー!」サイトで購入する必要があり、6月5日16時30分から販売開始。114枚限定のため、売り切れ次第、販売を終了する。

  • 227系0番代の車内(2022年10月のイベント取材時に撮影)

同じく6月21・22日、「GKデザイン総研広島×関西工機」による講演会も実施。「地域ブランディングとしてのRed Wing」をテーマに、車両デザインの裏側に迫る内容となる。講演は両日とも11時からと14時からの1日2回、各回約60分の予定。定員は各回先着50名。参加は無料だが、入館料は別途必要となる。

227系の保守を担当する広島支所の検修員による有料解説ツアーも6月21・22日に開催。4,200円で販売され、ノベルティとしてA4クリアファイル1枚が付く。両日とも10時30分からと15時からの1日2回、各回約60分の予定。「アソビュー!」で6月12日16時30分から販売開始を予定しており、定員は各回20名となっている。

なお、JR西日本の鉄道グッズブランド「トレインボックス」から、227系デビュー10周年ラッピング車両グッズが販売されることが決まっている。6月27日の一般販売に先立ち、京都鉄道博物館で6月19日から先行販売を開始する。