アイドルグループ・Snow Manの佐久間大介とお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が出演する日本テレビ系バラエティ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜23:30~)が、24日に放送された。
世界中のあらゆる“推し”の魅力を学ぶ同番組。今回は、20~30代の女子たちが熱狂する「平成女児ブーム」を深堀りした。
いまの20~30代女性は主に平成に生まれ育っているため“平成女児”と呼ばれており、現在そんな若い女性たちの間で空前の“平成女児ブーム”が起きているという。
その当時大流行していたゲームのコラボカフェに5万人ものファンが集まり、女児服ブランドが手掛けた期間限定のキャラクターショップが開かれれば新宿駅をほぼジャックするほどの大行列ができるという。
スタジオに並んだ平成女児グッズを見て「これ知ってます! 僕の世代ぐらいから始まりました」と、ちょうど“平成女児”と同世代の佐久間。「違和感なさすぎてびっくり」と、スタジオの色味とピッタリな平成女児グッズに興味津々だ。平成女児グッズになじみのなかった日村も「前々からあった感じがする」と親しみを感じている様子を見せる。
今回は、90年代~2000年代の平成ガールズカルチャーを徹底研究するライターのTajimaxさん、平成女児クリエイターとして活躍するまーちゃろさんの2人が、推しの魅力を教えてくれるキャラクター“おしつじさん”を担当。
この“平成女児ブーム”は、新しい物好きの女子たちが珍しく昔を懐かしんでハマっている女性中心のノスタルジックブームのことを指すという。
昔を懐かしむブームは、例えば「ミニ四駆」や「ビックリマンチョコ」など、男性中心のものが多かった。そのため、女性が好きなものでノスタルジックブームが起きているのは、実は非常に珍しいことなのだという。
「男って振り返っちゃうんだ」と納得した様子の佐久間に、「そぉー!! いいこと言うね!」と日村は大共感する。
ブームが起きた一番大きな理由は、平成映えアイテムとSNS女子の親和性が高かったこと。平成女児グッズはカラフルでキラキラしたSNS映えするものが非常に多いため、映えるアイテムを一番発信力のある20~30代の女性がSNSに投稿することで、一気にブームが広がっていった。
中でも相性抜群で爆売れしたのが、アクセサリー付きのお菓子「セボンスター」で、商品を開封する動画がTikTokで話題に。中には150万回以上再生されているものもあるという。
「キラキラしてかわいい!」と目を輝かせる佐久間を横目に、日村はさっそくネックレスを試着してみるが、子供用のためキツキツ。「いってぇ! あっぶねぇ! こわいよ」と必死に外そうとしている姿に、佐久間は爆笑していた。
そんな平成女児ブームの中でもとりわけ人気の高かった3大カルチャーがあるという。
3大平成女児カルチャー(1)【平成女児の憧れ「ナルミヤ・インターナショナル」】
「ANGEL BLUE(エンジェルブルー)」や「mezzo piano(メゾピアノ)」など平成女児が当時、喉から手が出るほど欲しかった高級女児服ブランドを手掛けているのがナルミヤ・インターナショナル。実は子供服なのに大人になった平成女児が殺到している。
今年ルミネエスト新宿で行われたイベントでは、新宿駅をほぼジャックするほどの大行列。その様子を見た佐久間は「見る限りお子さんいないっすもんね」と驚がくした。
また、2003年の小学生向けファッション雑誌『ピチレモン』を見て、佐久間は「ミニモニ。のバックダンサーやったことあるんですけど」「それで『紅白』(『NHK紅白歌合戦』)出たことあって」と驚きの経歴を告白。その当時の衣装も同じような系統だったそうで、「うわ、懐かしいって思っちゃいました」と感慨にふけっていた。
3大平成女児カルチャー(2)【平成女児のファッションコーデを決定付けたゲーム『オシャレ魔女 ラブandベリー』】
好きなカードを組み合わせ、オシャレとダンスを楽しむ『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』。2004年にゲームセンターに登場したゲームで、きらびやかなドレスや華やかな髪形など、女児の憧れが詰まりまくったカードが人気を博し、累計出荷枚数はなんと2億7300万枚以上にのぼる。平成女児のファッションコーデを決定付け、女の子がゲームセンターに来る文化を根付かせたレジェンドゲームだった。
そこで2人は、当時のカードを使って好きなコーディネートを作ってみることに。「こんなの下手したら永遠にやってられるね」とまさかの日村がどハマりしたようで…。
3大平成女児カルチャー(3)【高校生に憧れた女児がとにかくハマった平成ギャル文学『一期一会』】
『一期一会』は、累計刷部数351万部以上の平成女児の友情・恋愛のバイブル。ショートストーリーがオムニバス形式で掲載されており、心に超響く共感のポエムに女児は大ハマりした。
実際に朗読してみた2人は、ピュアすぎるポエムに赤面状態。さらにイラストに合わせた胸キュンポエムを作成してみたが、日村の回答に佐久間は「ゾワゾワしちゃった」と爆笑する。
正解を見て、「キュンとしちゃった! 今!」とピュアなポエムにときめく佐久間と日村。こうしてサクヒムは平成女児カルチャーをたっぷり堪能したのだった。
TVerでは地上波未公開シーンを含む特別版を配信。次回31日は、今年40周年を迎えた「シルバニアファミリー」を深掘りする。
【編集部MEMO】
『サクサクヒムヒム』では特番時代から、「おぱんちゅうさぎ」「ストリートファイター6」「和山やま」「麻辣湯」「マネスキン」「パンどろぼう」「アオアシ」「ラーメン二郎」「サモエド」を深堀りしている。
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