JR西日本は、観光列車「はなあかり」の2025年夏季運行に関する詳細について発表した。今夏は7月5日から9月28日まで土日限定(計21日間)、各日1往復設定しての運行を予定している。8月9・10・16・17・30日は運休する。

  • JR西日本の観光列車「はなあかり」

観光列車「はなあかり」は、「地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトに、エリアを変えながら西日本各地を運行。車内で地元食材を使用した弁当やスイーツを提供する。今夏の運行区間は大阪~敦賀間。敦賀行は東海道本線・湖西線・北陸本線を経由し、大阪駅10時11分発・敦賀駅12時45分着で運行する。大阪行は北陸本線・東海道本線を経由し、敦賀駅13時34分発・大阪駅16時55分着で運行する。

敦賀行の車内では、老舗料亭「近江懐石 清元」が琵琶湖の湖魚や近江牛など地元食材をふんだんに使った懐石弁当「おごと温泉 近江の玉手箱」(5,700円)を用意。大阪行の車内では、彦根「いと重菓舗」と近江八幡「和た与」の銘菓とフルーツ入りあんみつのセット(1,800円)を用意する。どちらも事前予約限定で販売される。

一部の日程と停車駅において、地元産品の販売、ご当地キャラクターと地元関係者による出迎えなど実施される。車内にアテンダントが3名乗車し、2号車サロンで沿線地域の土産品や飲料、「はなあかり」グッズなど販売する。

  • 2025年夏季の「はなあかり」運転計画

  • 大阪発敦賀行の車内で弁当、敦賀発大阪行の車内でスイーツを提供

  • 一部の日程・停車駅でおもてなしも予定。ご当地キャラクターや地元関係者らによる出迎え・案内等を行う

  • 「はなあかり」の車内で沿線ならではの土産品と飲料、「はなあかり」グッズを販売

大阪~敦賀間で「スーペリアグリーン」を2名で利用した場合、料金は1人あたり9,170円。同区間でグリーン車指定席を利用した場合の料金は6,970円。きっぷは全国の「みどりの窓口」と旅行会社、JR西日本のインターネット予約「e5489」で購入可能。グリーン車指定席に関して、モバイル端末によるチケットレス利用もできる。

「はなあかり」の片道乗車と車内での弁当またはスイーツ、宿泊がセットになった特別な旅行商品も設定される。北陸エリア宿泊プランと大阪エリア宿泊プランの2プランがあり、5月22日13時から「tabiwaトラベル」で申込みを受け付ける。