小田急箱根は4月25日、箱根ロープウェイ 大涌谷駅1階と駅前広場(神奈川県足柄下郡)をリニューアルし、「黒・ジオ・風」をテーマにした新たな展望エリア「ちきゅうの谷」をオープンする。

  • 「ちきゅうの谷」(リニューアル完成イメージ)

ちきゅうの谷は、駅前に広がる大涌谷の荒涼とした大地や蒸気が吹き上がり硫黄のにおいが漂う生きた地球を感じられる場所であることから命名された。谷に吹き込む風を感じる「風の輪テラス」、噴気を見下ろせる谷へ突き出したスリリングな「息吹のデッキ」、開放感ある景色を見渡せる「大空のほとり」の個性的な3つの展望デッキと、迫力ある自然と一体化する「岩の巣ベンチ」、大涌谷を楽しむ軽飲食や物販を展開する「谷のマルシェ」で構成されている。

大涌谷駅の営業時間は9:00~17:00(12月~1月は9:00~16:15)まで。谷のマルシェの営業時間は9:30~16:30(時季により変動あり、無休)。フード&ドリンクの提供は16:00までとなる。

  • 風の輪テラス

風の輪テラスは、風が円を描くように全身を吹き抜ける直径約18メートルの回遊テラス。床のパンチングメタルを通して足元からも風を感じることができる。体を押すような吹き抜ける風や、音の迫力を感じながら地球や自然とのつながりを体験でき、小さな子どもや車いすの利用者も楽しむことができる。

  • 息吹のデッキ

谷の上へ約11メートル突き出す高さ約8メートルのデッキはガラス張りでスリル満点。足元から真下に広がる大涌谷の蒸気立ち上る眺めは圧巻で、大地の息吹を感じられる。壮大な自然の絶景がもつ神秘的な雰囲気とともに噴気のにおいや視界の変化など様々な大涌谷に出会うことができる場所。また、蒸気立ち上る大涌谷の真上をロープウェイが通り過ぎる様子も見ることができる。

  • 大空のほとり

大空のほとりは、ロープウェイに最も近づいた写真が撮れる絶好のスポット。風力発電機や火山カメラの周囲にスタンディングカウンターを設け、ショップで購入した軽飲食とともに、大涌谷の景色を眺めることができる。天気の良い日は、広がる大地や相模湾、東京都心のビル群を遠望でき、心地よい開放感が味わえる。

  • 岩の巣ベンチ

やわらかい岩のベンチでは、大自然の中で軽飲食を楽しみながらゆったり休憩できる。駅を出てすぐ目の前に広がる荒々しい大涌谷の岩肌と連続性のあるデザインのベンチ。自然との一体感を味わいながら周囲の景色とともにくつろぐことができるスペースとなっている。

  • 谷のマルシェ

駅1階のショップ、谷のマルシェでは、箱根らしい土産品や地元神奈川ゆかりの商品のほか、展望エリアに広がる景観をイメージしたオリジナルのスイーツやドリンクなどの軽飲食を用意。デッキにテイクアウトして、風景とともに楽しめる。

  • メニュー一例(写真左から)「タニマルソフト(バニラ・箱根山麓紅茶・ミックス)」「ヴァレーソーダ」「ジオネード」