NHKの夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』(5月5日スタート 総合 月~木曜22:45~23:00)の取材会が26日、東京・渋谷の同局で行われ、主人公・網浜奈美役の丸山礼、姫野真理役の井桁弘恵が出席した。

  • 丸山礼と井桁弘恵

    夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから2』取材会に出席した丸山礼(左)と井桁弘恵

2023年に同名の大ヒットコミックを初ドラマ化し、丸山演じる主人公・網浜奈美が一見ただの勘違いな“自称サバサバ女”でありながら、振り切れた強烈キャラがクセになると反響を呼んだ『ワタシってサバサバしてるから』(通称“ワタサバ”)。続編となるシーズン2では、網浜が私立の有名進学高校の教師となって大暴れ。さらに、有名婚活コンシェルジュの相談所の門をたたき、婚活パーティーでも騒動を巻き起こす。

主演の丸山は「シーズン1が本当に好評をいただいて、どこに行っても『サバサバさんじゃない?』と言っていただいたり、いろんなところで私=『ワタサバ』の子というイメージがついていてありがたい」と反響に感謝し、「自分の代表格になるキャラクターをNHKさんでドラマで主演でやらせてもらったことがすごくありがたくて、演技のお仕事も増えていったり、コメディエンヌとしての道を切り開いていただいたのが『ワタサバ』だと思っているので、2がやられるというのは本当にありがたくて」と喜びを語った。

井桁は、網浜が非常勤教師として勤めることになる星開高校の教師・姫野真理役で出演。「網浜さんのアドリブだったり演技を受けなきゃいけない怖さがあって、すぐ笑っちゃうタイプなのでどうしようと思っていたんですけど、監督に『面白かったら笑っちゃっていいんで』と言われて、すごく気が楽になって、より楽しみになりました」とオファーを受けたときの心境を明かした。

撮影は丸山のアドリブが満載で、井桁はカメラに映ってない場面でずっと笑っていたという。丸山は「リハーサルしてみて、『ここ面白くできないですかね?』って投げ方をしていただくので、『いげちゃん(井桁)どうする?』『やってみるね』って。バイトの話をするところがあるんですけど、そこも井桁さんが笑って笑って」と振り返った。

そして、井桁が「一番印象に残っているのは、(丸山が)教室で生徒の前でアドリブを披露したときがあって、生徒がみんな大爆笑してめっちゃウケたんです。そのあとに廊下に出て礼ちゃんがうれし泣きしていたんです」と暴露すると、丸山は「監督に『ずっと笑かし続けて。変な顔とかしていていいから』と言われて、(変な顔を)やっていたら、カットってなった瞬間にぶわーって沸いたんだよね」と回顧。

さらに井桁が「みんな(笑いを)耐えて耐えてのカットで、ぶわーってなったあとに礼ちゃんが。それがすごいキュンとしました」と話すと、丸山は「泣いちゃいましたね。撮影の佳境だったので、切羽詰まっていたときに、自分のネタで、ネタというか顔なんですけど、人にこんな笑われたことないなと思って本当にうれしくて泣いちゃいました」としみじみと語っていた。