シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐/インストラクターのイチロー氏が11日、YouTubeチャンネル『パワプロ・プロスピ公式チャンネル』で公開された動画「【イチロー×松井秀喜】MLB日本人OB選手ドラフト企画! 自分のチームに入れたい選手は?【MLB PRO SPIRIT】」に登場。松井秀喜氏と意見が分かれた“首位打者への考え”を語った。
イチロー氏の“首位打者への考え”
今回の動画では、イチロー氏と松井氏が、MLB日本人OB選手をドラフト方式でそれぞれ3人選出する企画を実施。ともに第3位に選出した福留孝介氏について話すなかで、松井氏が福留氏との争いに敗れた首位打者について話す流れに。
首位打者争いの終盤、福留氏のことが気になっていたかをスタッフが尋ねると、松井氏は「最後はなってましたね。(三冠王まで)もうホームラン、打点はほぼ確実だったんで」と返答。続けて、「でも、最初は自分のが上にいたんですけど、だんだん悪くなってきてるうちに、彼がもう打ちまくってきて、あっという間に競った状態になって、最後ポンって(抜かれた)」と回想した。
ここで、イチロー氏が「三冠王がチラついて気になりだしたのか、単純に調子が落ちたのか」と質問すると、松井氏は「でも、まだ彼を意識するほどじゃなかった、最初は。結構、2分以上差があったと思います」と説明。
すると、イチロー氏は「ああ、2分で差があるって思う?」と反応しながら、「面白い。僕ね、2分だったら怖いと思う。3分離したい」「安全圏は3分なんですよ。相手がゴーンってきてこっちがゴンって下がったらあっという間に詰まるんで、2分は」と、イチロー氏ならではの指摘をした。これには松井氏も「はい、まさしくその通り」「(自分は)まだ甘いんです(笑)」と納得した様子だった。
【編集部MEMO】
日本では7年連続首位打者に輝いたほか、1994年には当時のNPB記録のシーズン210安打をマークするなど球界を代表する選手として活躍したイチロー氏。27歳でMLBマリナーズに入団すると、MLBでは19シーズンをプレーし、首位打者2回、盗塁王1回、MVP1回のタイトルを獲得。2004年には、MLB記録のシーズン262安打をマークした。