映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』(公開中)の初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、Koki,、渡邊圭祐、綱啓永、菅井友香、丸山礼、星野和成監督、原作者のyaongyi(ヤオンイ)が登壇した。

  • (左から)渡邊圭祐、Koki,、綱啓永

同作は、yaongyi氏による同名漫画を、映画『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(14)など数々の話題作を手掛けてきた星野和成監督が実写化。本編全223話の長期連載された原作をベースに、映画では日本オリジナルの要素を加えて、メイクで人生を切り開いた麗奈(Koki,)が高校生から大人になるまでの“恋”と“夢”を追いかける「9年間の物語」を壮大なスケールで描く。

映画『女神降臨』星野監督、主演・Koki,に感謝「厳しいことも言ったかもしれない」

公開初日を迎えた心境についてKoki,は「この作品に参加させていただいて、新しい自分にも出会わせていただいて、愛あふれるチームと一緒に撮影させていただいたことを心の底から感謝しています」と話す。

主演のKoki,を間近で支えた渡邊は「まっすぐ自分の役に向き合いながら、とにかく体当たりでやっている姿を初日からずっと見ていました。自分に負けないという気持ちで役にぶつかっていたので、そういう姿を見ると応援したくなりますし、本人のがんばりですから、そこだけは皆さんに認めていただきたい。だからこそ僕らはサポートしていたし、Koki,ちゃんのおかげで素敵な作品ができあがったと思っています。Koki,ちゃんがあの姿勢で作品に向き合っていなかったら、僕らはこんな気持ちでここには立っていないと思います」とメッセージを送る。

綱も「Koki,ちゃんと出会って、主演を支えるってどれだけ大事かというか……支えたい主演になる人ってあまりいないと思う。主演として完ぺきな立ち振る舞いをしてくれたので、僕らは全力でついていった。全てKoki,ちゃんのおかげです」と主演としての姿を絶賛した。

そして、星野監督は「Koki,さんはこういった作品にはなかなか出られないし、出ていただけなかったかもしれないんですが、本当に真摯に向き合っていただいた」と振り返る。続けて「僕は厳しいことも言ったかもしれないんですけど、それに本当によくついてきてくれて、感無量です……」と声を震わせた。

共演者と監督からの言葉に目を潤ませていたKoki,は最後の挨拶で思わず涙。「我慢しようと思っていたんですけど……私はこの作品に参加させていただいて、大好きな監督をはじめ、素晴らしい共演者の皆さま、スタッフの皆さまに出会うことができました」と感謝を伝えていた。

  • Koki,にハンカチを手渡す渡邊圭祐(左)とハンカチを持ち合わせておらず悔しがる綱啓永(右)