今回は、「疲れる」「疲れた」のポジティブな言い換え表現を紹介します。仕事や家事を終わらせたときは、つい「あー、今日も疲れた」と口にしてしまいますよね。この口癖をポジティブに言い換えるだけで、気分も明るくなるかもしれません。
また、疲れていそうな相手にかけてあげたい、ねぎらいの言葉も紹介します。
「疲れた」のポジティブな言い換え表現
まずは、ついつぶやいてしまいがちな「疲れた」という言葉のポジティブな言い換え表現を紹介します。
「頑張った」
「疲れた」のかわりに、1日の仕事が終わったときは「今日は頑張った」、1週間の終わりには「今週も頑張った」と、自分をねぎらう言葉を口に出すようにしてみましょう。「頑張った」と自分を認める言葉に言い換えることで、自己肯定感も上がりそうですよね。
「明日も頑張ろう!」とつけ加えると、明日に向かって活力がわいてくるかもしれません。
「よくやった」
「よくやった」と自分を褒める言葉に言い換えるのもおすすめです。「疲れた」とつぶやいてネガティブになるのではなく、疲れるまで仕事や家事などをこなしていた自分を「私はよくやっているよ」と褒めてあげましょう。
「充実していた」
体・心が疲れているということは、それだけ1日を充実させていたということ。1日を無駄にせず、やるべきことをやって有意義に過ごしていた自分を、「今日も1日を充実させることができた」と認めてあげてもいいはずです。
「限界までやりきった」
仕事や家事でヘトヘトになっているときは、「限界までやりきった」とまずは自分を受け入れてあげましょう。ヘトヘトになるまで頑張れるというのは、根気強い人間だということ。「疲れた」とマイナスな言葉で終わらせてしまうのではなく、限界までやりきった自分を肯定する言葉に言い換えたいですね。
「目標を達成できた」
1日の目標を達成できたときは「疲れた」ではなく、「今日は目標を達成できた」と言い換えましょう。目標達成のために全力を尽くした自分に、自信を持たせてあげるべきです。
「挑戦できた」
「今日は挑戦できた!」と口に出すと達成感が生まれ、ネガティブな気持ちが一気にポジティブに変わります。新しい業務を任されてうまくできなかったとしても、「挑戦できた」と思えば前向きな気持ちになれます。行動した自分を評価してあげましょう。
「活躍できた」
疲労困憊と感じるほど心身ともに疲れているのは、今日1日全力を出しきったということです。これだけ頑張ったのだから、きっと何かの役に立っているはず。「今日は活躍できた」と声に出してみましょう。
「明日も頑張ろう」というポジティブに考えられるようになりますよ。
「お疲れさま(自分に対して)」
ぜひ自分に対しても「お疲れさま」と言葉をかけてねぎらってあげてください。「今日は1日頑張った、明日も無理せずやろう、お疲れさま」とつぶやくだけで、ほっと力が抜けて、リラックスできそうです。
疲れていそうな相手にかけたい言葉
「疲れているの?」と相手を気づかって声をかけても、「相当疲れて見えるのかな?」「不機嫌に見えたかな」とむしろ相手をネガティブにさせてしまうことも。
「疲れた?」とストレートに聞く表現以外で、相手をねぎらう言葉を紹介します。
「最近どう?」
疲れていると自分から話をする余裕がないときもあります。そんなときに「最近どう? 」と声をかけてあげるだけで、相手は自然と気持ちを言葉にしやすくなります。少し話すだけで、気持ちが楽になることも。
この一言だけでも、自分を気にかけてくれている人がいると実感することができ、相手はあなたに対して安心感を抱くはずです。
「できることがあったらいってね」
仕事が立て込んでいたり、追い込まれていたりするときに、「私にできることがあれば言ってね」と声をかけられるとほっとしますよね。実際に頼めることがなくても、そういってもらえるだけでうれしいもの。
いざというときに、助けてくれる人がいると思えるだけで気持ちがずっと楽になります。
「たまには休んでいいよ」
相手が本当に疲れきっているときには、「たまには休んでいいよ」と声をかけてあげましょう。忙しいときは、特に「休む=怠惰」だと思ってしまいがち。休むという選択肢を与えてあげるだけで、相手の張り詰めていた気持ちがずいぶん軽くなるはずです。
「お疲れさま(相手に対して)」
シンプルな言葉ですが、ストレートに伝わる言葉です。自分の努力を見てくれている人がいると思うことができ、どこか安心した気持ちになれます。「お疲れさま」と声をかけるだけでひと区切りがつき、一休みするきっかけにもなります。
「疲れた」をポジティブに言い換えて、前向きな気持ちに
「疲れた」というネガティブな気持ちをポジティブに言い換えられる言葉を紹介しました。「疲れた」と感じたときには、意識して言葉にしてみてください。きっと前向きに気持ちの切り替えができるはずです。