西武鉄道は14日、新宿線で現在運行している10000系「ニューレッドアロー」について、ライナー型車両に置き換え、停車駅など運行形態も変更し、サービスを刷新すると発表した。

  • 西武新宿線の特急「小江戸」。10000系「ニューレッドアロー」を使用している

新宿線の特急列車は10000系「ニューレッドアロー」を使用し、西武新宿~本川越間で「小江戸」を運転している。西武鉄道は2024年度の鉄道事業設備投資計画を発表した際、2025年度以降に予定している事業として、新宿線における有料着席サービスを刷新し、10000系「ニューレッドアロー」について「今後新たな車両へ置き換える」としていた。

同社は2026年3月の実施(予定)に向けて、3月14日付で国土交通大臣宛に鉄道旅客運賃の変更認可申請を行った。この中で、今後の取組みについても紹介。重点テーマのひとつに「沿線価値向上」を挙げた。新宿線も「連続立体交差事業」「西武新宿駅の新たな地下通路整備計画」などとともに「新宿線 有料着席サービスの刷新」も行うとしている。現行の10000系「ニューレッドアロー」をライナー型車両に置き換え、停車駅など運行形態も変更。2026年度中の運行開始を予定しており、柔軟な運行形態や着席機会の拡充などサービス向上を図るとしている。