JR北海道は、石北本線と釧網本線の一部エリアで提供している「スマホ定期券」サービスについて、道東・道北方面を中心に4月1日から対象エリアを拡大するとともに、より簡単に利用できるようリニューアルすると発表した。

  • 4月1日以降、宗谷本線や石北本線も全線で「スマホ定期券」のサービスを利用可能に

「スマホ定期券」はスマートフォン上で定期券を購入でき、スマートフォン自体が定期券となるサービス。現在は石北本線の西留辺蘂~網走間、釧網本線の網走~緑間で導入されている。4月1日からエリアを大幅に拡大し、宗谷本線の稚内~旭川間、石北本線の新旭川~網走間、釧網本線の網走~東釧路間、根室本線の新得~根室間、富良野線の旭川~富良野間も対象エリアに。営業キロ100km以内の区間を対象とし、臨時駅の原生花園駅、細岡駅、ラベンダー畑駅は対象外となる。

あわせて利便性向上を図り、従来のクレジットカード・コンビニ・ATM支払いに加え、ネット銀行での支払いも可能となる。払戻しの手続きをスマートフォン上で行えるようになるほか、旭川駅、帯広駅、釧路駅、北見駅、富良野駅でQRコードを用いた改札通過が可能に。通学定期券に関して、年度ごとに必要だった通学証明書類の確認が4月1日から新規購入時の1回のみとなる。