【2025年版】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング6位~10位【…

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 毎年、多数の選手が新たな契約を結び、年俸の高騰が話題を呼ぶMLB。日本人選手に目を向けると、2024年オフには菅野智之投手、佐々木朗希投手、小笠原慎之介投手らが新たに海を渡った。

 

 ここからは、歴代日本人メジャーリーガーの最高年俸ランキングを紹介していく。時代によって1ドルの価値が変化する様や、日米の年俸格差、そして成功した選手の存在が後続の選手らの契約に与える影響を感じることができるかもしれない。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル150円で統一した。)

 

 

第10位 福留孝介

最高年俸:1450万ドル(約21億7500万円)

対象年度:2011年(シカゴ・カブス、クリーブランド・インディアンス〔現ガーディアンズ〕所属)

 

 2007年オフにシカゴ・カブスと4年総額4800万ドルで契約した福留孝介。開幕戦で本塁打を放つなど華々しいデビューを飾ったが、長く活躍を続けることは出来なかった。

 

 1年目の08年はオールスターゲームにも選出されるなど存在感を放ったが、終盤以降は調子を崩して途中出場の機会も増加した。

 

 最終的に同年は150試合に出場するも、打率.257、10本塁打の成績に終わった。

 

 

 09年以降もコンスタントに出場機会を得たものの、打撃では好不調の波が激しく、やや物足りない成績に。11年シーズン途中にクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)へトレード移籍となった。

 

 オフにはシカゴ・ホワイトソックスと契約するも、けがの影響もあってシーズン途中に自由契約。

 

 直後にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はならなかった。

第9位 千賀滉大

最高年俸:1500万ドル(約22億5000万円)

対象年度:2023年(ニューヨーク・メッツ所属)

 

 2022年オフにニューヨーク・メッツと5年総額7500万ドル(約102億7500万円)の契約を結んだ千賀滉大。

 

 高校時代は故障もあり無名の投手ながら、2010年育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。プロ2年目の2012年に支配下登録を勝ち取ると、同3年目はセットアッパーに定着した。

 

 投手タイトルでは、最多奪三振2回、最優秀防御率、最多勝、最高勝率を1回ずつ受賞。2016年から7年連続2桁勝利を挙げるなど、不動のエースとして躍動。

 

 2022年オフ、海外FA権を取得してメッツと5年総額7500万ドル(約102億7500万円)の契約を結んだ。高い奪三振能力を誇る右腕はMLBでも高く評価された。

 

 

 代名詞とされる「お化けフォーク」を武器に、メジャー1年目から12勝7敗、防御率2.98と好成績を残し、新人王投票2位にランクインした。

 

 しかし、2024年シーズンは故障に苦しみわずか1試合の登板に。ポストシーズンでは3試合に登板したが、不本意な結果に終わった。

 

 故障がなければ活躍出来ることはルーキーイヤーに証明しているため、2025年は年間を通じてマウンドに上がることが出来るかが、一番の課題となるだろう。

第8位 黒田博樹

最高年俸:1600万ドル(約24億円)

対象年度:2014年(ニューヨーク・ヤンキース所属)

 

 2007年オフにロサンゼルス・ドジャースと3年契約を結んだ黒田博樹。1年目の08年から先発ローテーションの一角として活躍し、10年には11勝を挙げて再契約を交わした。

 

 

 11年には32試合(202回)を投じて、13勝16敗と負け越したものの、防御率3.07をマーク。同年はメジャーでは自身初の200イニングを投げ抜いた。

 

 翌12年からはドジャースと戦うことの少ないアメリカン・リーグでのプレーを希望し、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した。

 

 ヤンキースでは単年契約の更新を続け、先発ローテーションの一角として安定した成績をマーク。ドジャース時代を含め5年連続2桁勝利を記録した。

 

 在籍最終年となった14年は32試合(199回)を投げ、11勝9敗、防御率3.71と変わらぬ存在感を放った。

 

 オフには自身最高年俸の1600万ドルを上回るオファーも受けたが、日本球界の古巣・広島東洋カープ復帰を決断。メジャーでは7年間で通算79勝79敗、防御率3.45の数字を残した。

第5位タイ 吉田正尚

最高年俸:1800万ドル(約27億円)

対象年度:2023年(ボストン・レッドソックス所属)

 

 2023年シーズンからMLBに挑戦している吉田正尚。2015年ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団し、フルスイングと高いミート力を両立する強打者として打線の核を担ってきた。

 

 2021年は首位打者(.339)と最高出塁率(.429)に輝くと、2022年は打率.335、21本塁打、88打点、出塁率.447と爆発。チームを26年ぶりの日本一に導いた。

 

 同年オフにはボストン・レッドソックスと5年総額9000万ドル(約117億円)の契約を締結。単年での最高年俸額はオリックスの先輩・イチロー氏と並び、日本人歴代5位タイとなる1800万ドル(約23億4000万円)に到達した。

 

 

 迎えたメジャー1年目は、140試合の出場で打率.289、15本塁打、72打点をマーク。打率はリーグ5位となる好成績を残した。

 

 一方で、守備面が課題となっており、2024年はDHでの出場がメインに。打率.280をマークしたものの、前年より出場機会を減らした。

 

 レッドソックスの外野陣ではジャレン・デュラン、セダン・ラファエラら有望株が台頭しており、2025年は守備面でも強みを活かしたアピールが必要となりそうだ。

第5位タイ 鈴木誠也

最高年俸:1800万ドル(約27億円)

対象年度:2023年(シカゴ・カブス所属)

 

 NPBでは首位打者・最高出塁率のタイトルを2回受賞。”日本の4番打者”としての地位を確立した鈴木誠也。

 

 2021年オフにポスティングシステムを行使し、メジャー挑戦を表明。複数球団が手を挙げる争奪戦の末、シカゴ・カブスと5年総額8500万ドルの日本人野手最高額で契約合意した。

 

 メジャー1年目となる2022年は、「6番・右翼」で開幕スタメンに名を連ねると、同試合で初安打、3戦目には初本塁打を記録。その後も持ち前の打棒を遺憾なく発揮し、4月は打率.279、4本塁打、14打点、OPS.934をマーク。いきなり月間最優秀新人に選出された。

 

 その後は故障の影響もあり戦線離脱も経験したが、シーズンが終わってみれば111試合出場、打率.262、14本塁打、46打点、OPS.769とまずまずの数字を残して見せた。

 

 

 翌2023年は138試合の出場で打率.285、20本塁打、74打点と更に成績を伸ばすと、2024年にも132試合に出場し、打率.283、21本塁打、73打点の好成績をマーク。2年連続で20本塁打をクリアするなど非凡な才能を発揮している。

 

 MLB初年度の年俸は800万ドル(約12億円)だったが、2023年からは1800万ドル(約27億円)へ。これでイチロー氏、ボストン・レッドソックスの吉田正尚外野手と並んで歴代5位タイに躍り出た。

 

 

【了】