WeCapitalは2月25日、「個人投資家とリスキリング」に関する調査結果を発表した。調査は2024年12月27日~12月31日、個人投資家1,007人を対象にインターネットで行われた。
約8割がリスキリングを知っていると回答
はじめに、「リスキリングについてどの程度知っていますか?」と質問したところ、約8割の人が「よく知っている(27.6%)」「ある程度知っている(48.3%)」と回答した。
「よく知っている」「ある程度知っている」と回答した人に「リスキリングに関する情報をどこで知りましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「Webサイト(63.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「テレビ(41.4%)」「SNS(28.5%)」となった。約6割の人が、Webサイトでリスキリングの情報を知ったようだ。また、テレビやSNSも上位になり、デジタルメディアが主要な情報源であることが示された。
リスキリング経験のある投資家は約7割
「リスキリングの経験はありますか?」と質問したところ、約7割が「現在している(25.8%)」「何度か経験がある(31.8%)」「一度経験がある(11.6%)」と回答した。
「現在している」「何度か経験がある」「一度経験がある」と回答した人に「リスキリングを始めた目的は何ですか?(上位2つまで選択)」と質問したところ、「給与・キャリアアップのため(47.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「現在の仕事でのスキルアップのため(46.3%)」「仕事の幅を広げるため(39.1%)」となった。キャリア形成やスキルアップ、仕事の幅を広げるといった目的でリスキリングを始めた人が多いことがわかった。
「リスキリングで何を学びましたか?」と質問したところ、「語学スキル(36.5%)」と回答した人が最も多く、次いで「ITスキル(33.1%)」「マーケティングスキル(26.5%)」となった。多様なスキルが学ばれている中でも、語学やIT、マーケティングスキルが特に人気のようだ。
そのようなリスキリングを選んだ理由について詳しく聞いてみたところ、「(ITスキル/営業スキル/財務・経理スキル/プログラミングスキル) 費用対効果がいいと思ったから」(30代/男性/会社員)、「(ITスキル/語学スキル/プログラミングスキル) 職能を豊かにするため(40代/男性/会社員)」、「(語学スキル/営業スキル) 自分の市場価値を上げるため」(50代/男性/会社員)といったコメントが寄せられた。スキルアップや自身の市場価値を上げるために、ITスキルや語学スキルといったリスキリングを選んでいることがわかった。