今回のサブタイトルにかけて、今の仕事が“しっくりくる”かを問うと「しっくりきています(笑)」と即答する川栄。「やっていて楽しいというのが大きいですね。振り返ってみると大変なこともありますが、やっぱり他の職業ができるかを考えると、この仕事が一番楽しいんだろうなと思えるので、“しっくりさ”があります」という。
それは芳仁さんにも感じたそうで、「漁師の仕事が“楽しい”とおっしゃっていたし、奥様も“楽しくて続いてるからいいじゃないですか”と言ってましたよね。だから、仕事を楽しむということは何歳になっても大事だなと思います」と実感していた。
そんな楽しく仕事を続けてきた川栄にとって、2025年はデビュー15年、AKB48を卒業して10年、そして30歳になった節目の年。「20代はAKBを卒業したからというのもあって、与えられたお仕事を何でも全部やって、とにかく学ぶという期間だったので、30代はその学んだことをお見せできるように頑張れたらと思います」と抱負を語る。
アイドルを卒業して掲げた「朝ドラに出る」「大河ドラマに出る」という目標はかなえたが、残る一つの「日本アカデミー賞を獲る」に向けて、「ぜひ映画にもたくさん出たいと思っています」と意気込みを見せた。
●川栄李奈
1995年生まれ、神奈川県出身。『とと姉ちゃん』『いだてん~東京オリムピック噺~』『青天を衝け』『カムカムエヴリバディ』(NHK)、『となりのナースエイド』(日本テレビ)、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日)、『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ)といったドラマ、『地獄の花園』『変な家』『ディア・ファミリー』といった映画、舞台『千と千尋の神隠しSpirited Away』などに出演し、女優として活躍する。