JR西日本と鳥取県は28日、山陰本線を中心に運行している「名探偵コナン列車」に関して、「青赤車両」のデザインをリニューアルし、3月17日から新たなデザインの車両で定期運行を開始すると発表した。3月16日に由良駅で出発式が開催される。
「名探偵コナン列車」は、「まんが王国とっとり」の建国を記念し、山陰本線を中心に2012年度から運行開始。現在、コナンと怪盗キッド、工藤新一、毛利蘭などを描いた「青赤車両」(2019年度から運行)と、作品に登場する探偵たちや少年探偵団を描いた「探偵車両」(2021年度から運行)があり、それぞれ2両編成で、おもに山陰本線の鳥取~米子間を運行している。
2編成のうち「青赤車両」のデザインをリニューアルすることとなり、同車両は3月4日に運行を終了する予定。リニューアルされた新デザイン車両は3月17日から定期運行を開始する。
新デザイン車両は1編成の2車両それぞれにテーマを設定。米子側の白い車両は「コナンと仲間たち」をテーマに、コナン、工藤新一、赤井秀一、灰原哀などキャラクターが勢ぞろい。鳥取側の黒い車両は「対立する黒ずくめの組織」をテーマに、ジン、ウォッカ、ベルモットをはじめとした「黒ずくめの組織」メンバーが勢ぞろいする。内装においても、トイレ入口にコナンと「黒ずくめの組織」のイラストを配し、工藤新一と毛利蘭を模したイラストのピクトグラムも配置する。
出発式は3月16日の14時40分から15時5分まで、由良駅3番のりばで開催される。同駅を15時5分に発車する臨時列車(倉吉行)を対象に行われ、鳥取県知事の平井伸治氏、北栄町長の手嶋俊樹氏らが出席。出席者挨拶、テープカット、記念撮影、出発合図を行う。