放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の会合が14日に行われ、フジテレビの記者会見に対する視聴者意見が報告された。

  • フジテレビ本社=東京・台場

1月に寄せられた意見は、中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる一連の問題に関するものが最多だった。

具体的には、1月17日のフジテレビの記者会見について、「自社の不祥事は記者会見の生中継をしない一方で、ニュース番組では防犯カメラの映像等を使い軽犯罪やマナー違反程度の事で一般人を度々叩く姿勢はおかしい」といった意見や、「社員からトラブルの報告を受けた後のフジテレビの対応の不味さが問題の本質であるということを分かっていないのではないか」「個人情報保護を理由に明確な回答を避け責任回避や問題先送りに終始した印象を受けた」といった意見が寄せられた。

また、同27日に全編ディレイ中継された記者会見については、「ネット上のテレビに関する憶測の真偽が分かると共に、ネットニュースを出しているメディアがどのような記者によって構成されているかが分かる良い機会だった」という意見も寄せられた。