――もうひとつ。本作は“脱幼なじみ”とも謳(うた)われているラブコメディです。おふたりが今年「脱〇〇」したいことは?

荒木:自分は「脱、ぬいぐるみ」で。

――ええ! できるんですか!?

荒木:いや、あの、実家にぬいぐるみが死ぬほどあって。もともとはダッフィーしか持っていなかったのに、いつのまにか、ちいかわに占領されていて、これ以上増えたらやばいという状態になっているので、ちょっと減らしたいなと。

――驚きました。脱ダッフィーではないんですね。

荒木:脱ダッフィーは無理です、無理無理。脱ぬいぐるみです。

瑚々:(笑)。私は脱ジャージです。自分自身があきらに近いとお話しした通り、普段からジャージ姿のことが多くて、何も気にせずにいたんですけど、今後もこのジャージで生きていくとなると、どうなんだろうと。最近、「やっぱり締まらんな。いつ人に会ってもいいように、もうちょっと気を引き締めていく年にしよう」と思う瞬間があって。シャツとかボタンのある、いい服をまとって、一個階段を、少し無理をしてでもグッと上がっていきたいと思います。

――最後に改めて、今作の見どころをお願いします。

瑚々:クスっと笑っちゃうところがあったり、甘酸っぱい気持ちになるようなピュアなラブストーリーになっています。もちろんそこにも注目していただきたいのですが、幼なじみならではの絆や、人生でいろんな進路にぶつかっていく壁など、どの年代の人が見てもジーンとくるようなほっこりする作品になっていると思います。

荒木:キュンキュンしながら見ていただくのもありがたいですし、コンプレックスを持っている方も、前向きな気持ちになれたり、共感していただける作品かなと思います。注目してください。

  • (C)野々村朔・libre/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

●荒木飛羽
2005年9月28日生まれ、茨城県出身。2014年、ドラマ『死神くん』でデビュー。19年のドラマ『あなたの番です』で注目を集めた。2022年に『少年のアビス』で連続ドラマ初主演。主な出演作にドラマ『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』『スメルズ ライク グリーン スピリット』、映画『人魚の眠る家』『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』『あのコはだぁれ?』、配信ドラマ『First Love 初恋』など。

●瑚々
2004年8月7日生まれ、埼玉県出身。2022年『ミスマガジン2022』グランプリに輝く。23年、ショートムービープロジェクト「嘘の起源」『ホワイト ライ』で映画初主演、『スターライドオーダー』で舞台初出演を果たす。その他の出演作にドラマ『ジョジョ恋。』など。

<荒木飛羽>
ヘアメイク:反田やよい
スタイリスト:Yoh U(Tron management)

<瑚々>
ヘアメイク:田坂たかえ
スタイリスト:阿嘉遥菜