ビジネスパーソンが“今読むべき本”を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、累計122万人のユーザーに活用されています。
この記事では、flierを利用する意識の高いビジネスパーソンの中でも特に、20代~30代のユーザーが今、リアルに読んでいる本とその傾向を紹介します。同世代のビジネスパーソンは今、どんな本を読んでいるのでしょうか? なぜその本が選ばれたのでしょうか? 気になった本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
韓国の人気インフルエンサーが実践する「朝ルーティン」
1月の1位は『朝1分、人生を変える小さな習慣』(リュ・ハンビン、小笠原藤子(訳)、文響社)でした。
朝起きたらすぐに出勤準備をして、あわてて朝食をかけこんで家を出る――。今年こそそんな毎日から卒業しませんか?
本書では、1分で人生を変えてくれる30のモーニングルーティンをご紹介。たとえば、「起きたら窓を開けて、太陽の光を体いっぱいに受ける」というのもそのひとつ。たった1分の小さなアクションですが、それだけで気持ちにゆとりができるというもの。それを日々積み重ねていけば自己肯定感も高まり、人生も自然と充実していきそうです。
著者のリュ・ハンビン氏は、獣医師でありながらYouTuber、講師、俳優、プランナー制作者としても活躍している今注目の人物。「やりたいことをすべて実現している」という著者の習慣術を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今年こそ朝活! 心と身体を整える小さな習慣
2位は『朝の自分時間で人生はうまくいく』(枡野俊明、主婦と生活社)。
「早起きをしようと思うものの、つい二度寝してしまう」という人は多いのではないでしょうか。早起きは「いいとわかっているけど、なかなかできない」ことのひとつですよね。 曹洞宗徳雄山建功寺の住職を務める著者は、禅僧の修業に入ってから半世紀以上も4時起きを続けているとか。著者によると「早起きは人生を変えるのにもっとも効果的な習慣」。以下にその一部をご紹介します。
・朝出かける前に1か所だけ掃除をする
・通勤時間帯を“禅時間”にする
・挨拶に思いやりの一言をプラスする
・片づけをしてスッキリさせてから就寝する
年始の今は、生活習慣を見直すベストタイミング。朝の時間を上手に使って、良いリズムをつくってはいかがでしょうか。
「話し下手」にサヨナラ! 会話の苦手意識を払拭する方法
3位は『人は話し方が9割 2』(永松茂久、すばる舎)。140万部を超える大ベストセラー『人は話し方が9割』の待望の続編が、3位にランクイン!
もしあなたが人と話すことに苦手意識を持っているなら、それは成功体験が足りていないからかもしれません。過去に言葉に詰まったり、うまく話せなかったりした経験が、「自分は話し下手だ」という思い込みをつくっている可能性があります。
そこでまずおすすめするのは、好きな人と話すこと。著者によると、会話はスキルではなくメンタルの問題。苦手な人、どうも話しづらい人と会話が弾まないのは当然です。
「話すこと」の成功体験をつくるためにも、自分が好きだと思う人、一緒にいて心地よい人と会話を重ねて、その意識を変えていきましょう。
話題の書から、ビジネスと人生のヒントを得よう
今月は「朝活本」が上位にランクイン。新年の前向きな気持ちがランキングにも反映されたようです。 本の要約サービスflierには、他にも、ビジネススキルを磨きたいときや自分とじっくり向き合いたいときに役立つ書籍が多くそろっています。1月のランキングでは、『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』(今井孝、すばる舎)、『なぜか好かれる人の小さな習慣』(有川真由美、毎日新聞出版)、『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること』(矢野香、PHP研究所)、『行動経済学BEST100』(橋本之克、総合法令出版)などがベスト10にランクインしました。
来月はどのような本が注目を集めるのか、楽しみにしていただければ幸いです。