JR九州は、2025年3月15日のダイヤ改正で、鹿児島本線において朝の通勤通学時間帯と日中時間帯に小倉駅から博多方面の下り区間快速を増やすと発表した。鹿児島本線で朝および夕夜間の通勤通学時間帯に提供定員数を増やすことも明らかにしている。

  • 鹿児島本線の小倉~博多間で、朝と日中に1本ずつ区間快速が増える

朝の通勤通学時間帯に増発する下り区間快速は8両編成で運転され、小倉駅を6時45分に発車。小倉~福間間で快速運転を行い、福間~博多間で各駅に停車し、博多駅へ8時14分に到着する。

区間快速の増発にともない、小倉駅6時36分発・博多駅8時14分着で運転される現行の下り普通列車(門司港発久留米行)は小倉駅6時35分発・博多駅8時23分着に変更。折尾駅で下り区間快速、赤間駅で下り快速と待ち合わせを行う。この普通列車に続いて運転される海老津駅始発の下り普通列車(南福岡行。土休日運休)は、ダイヤ改正で海老津駅7時30分発・博多駅8時26分着に変更(現行より2~3分繰下げ)するとともに、編成両数を現行の9両編成から6両編成にする。

JR九州によれば、朝の通勤通学時間帯は下り区間快速の増発に加え、編成両数を増やす列車もあるという。7時15分から8時47分までの間に博多駅へ到着する下りの列車本数は現行の14本から15本に増え、提供定員数は現行の1万5,100人から1万5,710人に増加。7時15分から8時45分までの間に博多駅へ到着する上りの列車本数はダイヤ改正後も現行と同じ14本だが、提供定員数は現行の1万4,260人から1万4,310人に増加する。

日中時間帯は小倉駅8時37分発・博多駅10時12分着で運転される現行の下り普通列車(小倉発二日市行)を区間快速に変更。小倉~福間間の各駅に停車し、福間駅を9時34分に発車した後、博多駅まで快速運転を行う。博多駅の到着時刻を13分繰り上げ、同駅9時59分着とする。この区間快速に福間駅で接続する下り普通列車も増発され、福間駅を9時39分に発車して博多方面へ向かう。

夕夜間の通勤通学時間帯、17時から20時59分までの間に博多駅を発車する鹿児島本線の列車本数はダイヤ改正後も現行と同じ下り26本・上り23本だが、編成両数を増やすことで、下り(二日市・鳥栖・久留米方面)の提供定員数は現行の2万5,870人から2万6,610人、上り(小倉方面)の提供定員数は現行の2万2,950人から2万3,970人にそれぞれ増加するとのこと。