――今の番組を作っている立場として、未来の人が入りたい番組を作らなきゃという気持ちになったりしますか?
別にそういうのはないですね。むしろ、昔にこんなにいい番組があるんだから、無理して変な番組作んなくてもいいのかなって(笑)。「新しいこと、新しいもの」ってなるけど、昔のやつで全然面白いし、全然味するんだから、もっとしゃぶれるだけしゃぶったほうがいいんじゃないかって思っちゃうな(笑)
――『ゴッドタン』の「キス我慢選手権」とか、未来の人が挑戦したら面白そうだなと。
でも『ゴッドタン』だって一番古いのだと20年近く前の映像になりますからね。その中に僕が行って、昔の自分と共演するっていうのもいいですけどね。
そう考えると、昔の自分と共演するありきで、これからテレビに出る人がいるかもしれないわけですよね。僕はそんなこと考えてないけど、この技術を見て育った若者は「この映像、20年後の自分とコラボできるんじゃないか」って思いながらやるかもしれない。あとは逆に、過去の人を今にゲストで呼んでもいいかもしれないですね。
――AIで会話できる時代ですからね。
テレビの面白い可能性を感じますね。この番組の演出(生山太智氏)と話してたら、あんな番組でもやりたい、こんなこともやりたいって言ってたんで、どんなこと起きるんだろうと思うと楽しみですね。
――他局でも触発されたスタッフが多かったという話ですから、波及していくかもしれないですね。
「うちでもこれできるぞ」っていうのがいろいろ出てくるかもしれないけど、切磋琢磨してどんどんレベルが上がっていったらいい関係ですよね。
過去の大物出演者も含めて「豪華な特番」
――それでは最後に、今回の第2弾の見どころをお願いします。
なんか久々に豪華でしたね。特番撮ってんなって感じでした。スタジオにいるゲストもそうなんですけど、途中に出てくださるレジェンドのゲスト、そして過去の大物出演者の皆さんも含めたら、とんでもない規模の人数ですよ。
――逸見政孝さんや山城新伍さんなど、二度と共演できない人もいらっしゃいますし。
そうですよね。それに、変わってないなと思う人もいれば、そうでない人もいたりして(笑)、クイズ以外もそういうところが楽しいですね。
理想としては、過去のクイズをリアルタイムで見ていた親の世代と、元の番組を知らない子の世代が一緒に見て楽しめたら、我々としては最高の形かなと思います。年末にはもってこいのコンテンツだと思うので、たまにはでっかいテレビをみんなで囲んで、一つのコンテンツを見てもらえたらなと思います。
――ぜひ、ご自身の家庭でも(笑)
まずお前がやれって話ですよね(笑)