大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は、中央線のダイヤ改正を2025年1月11・19日の2回に分けて行うと発表した。1月11日はコスモスクエア~大阪港間の最高速度変更、平日・休日の増発など実施。1月19日は夢洲駅開業に伴うダイヤの変更を予定している。
現在、コスモスクエア~大阪港間の最高速度は70km/hだが、1月11日のダイヤ改正で最高速度を95km/hに変更。同区間の走行時間も変更され、下り(コスモスクエア駅→大阪港駅)は現行の3分から2分30秒、上り(大阪港駅→コスモスクエア駅)は現行の3分15秒から2分40秒に短縮される。
中央線の全駅で可動式ホーム柵が導入されることを受け、乗降時間を考慮して停車時間を変更。各駅で5秒または10秒の延長を予定しており、大阪港駅については車内信号システムの切替えを行うため、停車時間を20秒延長する予定としている。
ダイヤ改正に合わせて運転本数も変更。平日は現行の上り170本・下り184本から上り177本(7本増)・下り193本(9本増)、休日は現行の上り150本・下り154本から上り151本(1本増)・下り156本(2本増)に増発する。平日朝ラッシュ時間帯に運転間隔の調整も行い、コスモスクエア~長田間の運転間隔を現行の「3分15秒から4分40秒」から「3分20秒から4分00秒」に変更する。これにより、コスモスクエア~長田間の運転本数は現行の17本から1本増え、18本となる。
初発・終発列車も一部変更。下りの初発列車はコスモスクエア駅の発車時刻を1分繰り上げ、同駅5時6分発に(行先も現行の生駒行から学研奈良登美ヶ丘行に変更)。下りの終発列車は学研奈良登美ヶ丘行を現行のコスモスクエア駅23時32分発から同駅23時30分発(2分繰上げ。学研奈良登美ヶ丘駅の到着時刻は変更なし)、長田行を現行のコスモスクエア駅23時48分発から同駅23時47分発(1分繰上げ。長田駅の到着時刻は変更なし)に変更する。森ノ宮行の終発列車に変更はないとのこと。上りの終発列車は現行のコスモスクエア駅24時33分着から同駅24時34分着(1分繰下げ)とする。
続いて行われる1月19日のダイヤ改正で夢洲駅が開業し、中央線の営業距離は現行の17.9kmから21.1kmに。初終発駅をコスモスクエア駅から夢洲駅に変更し、下りの初発列車は夢洲駅5時2分発(学研奈良登美ヶ丘行)、下りの終発列車は夢洲駅24時13分発(森ノ宮行)となる。夢洲駅開業後も、運転本数は1月11日のダイヤ改正後と同じ。各駅のダイヤも1月11日から変更はないとのこと。