JR東日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、大糸線へ乗り入れる特急「あずさ」の運転時刻・運転区間を変更すると発表した。現行の南小谷駅発着から白馬駅発着とし、運転区間を短縮。上りは現行の「あずさ46号」から「あずさ38号」に変更し、運転時刻を繰り上げる。
中央本線などを走る特急「あずさ」の多くは松本駅発着だが、松本駅から大糸線へ乗り入れる列車を1往復設定しており、現在は下り「あずさ5号」(新宿駅8時0分発・南小谷駅11時59分着)・上り「あずさ46号」(南小谷駅15時0分発・新宿駅19時8分着)を運転。ともに南小谷駅で糸魚川方面の普通列車と接続している。
大糸線へ乗り入れる「あずさ」は長年にわたり南小谷駅発着だったが、2025年3月のダイヤ改正で運転区間を短縮し、白馬駅発着で運転することとなった。ダイヤ改正後、下り「あずさ5号」は新宿駅8時0分発・白馬駅11時40分着となる。なお、白馬駅で南小谷行の普通列車(白馬駅の発車時刻は11時46分)と接続するとのこと。
上りは「あずさ46号」を現行の南小谷駅始発から松本駅始発に変更。代わって「あずさ38号」を現行の松本駅始発から白馬駅始発とし、ダイヤ改正後は白馬駅13時41分発・新宿駅17時25分着で運転する。大糸線内における上り「あずさ」の時刻は1時間半以上繰上げに。「運転時刻を早めることで、首都圏エリアへのお帰りがより便利になります」(JR東日本長野支社)としている。