ディグラム・ラボとFiNC Technologiesは11月20日、「性格タイプ別BMIおよび食事行動調査」の結果を発表した。調査は2024年7月22日~8月12日、18歳以上のFiNCユーザー男女2,237人を対象に行われた。
「優しい・おっとり」「マイペース・引っ込み思案」タイプはBMIが低い
同調査は、BMIとディグラム・ラボが開発した「ディグラム診断」に基づく9つの性格タイプの関連性を解析した。
9つの性格タイプの中でも、「アクティブ・スマート」タイプと「優しい・おっとり」タイプおよび「マイペース・引っ込み思案」タイプの間で特に統計的に有意差な差が見られた。
同じ性格タイプでも男女でBMIが異なる結果に
「アクティブ・スマート」タイプの男性では、肥満が多いことが確認された。一方でこのタイプの男性の食事内容をみると、ビタミン類の摂取は良好だった。また、「ポジティブ・楽天家」タイプの男性は、やせ型は見られず、普通体重の割合が最も高い結果となった。
「頑固・カタブツ」タイプの女性はやせ型が多いことがわかる。このタイプの栄養素の摂取状況をみると、脂質を目標量内で摂取できている人が他のタイプに比べて多かったので、脂質をうまく調整できていることが影響している可能性がある。また、「ポジティブ・楽天家」タイプと「直感・ひらめき」タイプの女性は、肥満の割合が高い結果となった。
性格タイプにより、栄養補給方法の違いが浮き彫りに
「アクティブ・スマートタイプ」はビタミンサプリメントを摂取している人が多く、「頑固・カタブツ」タイプはビタミンに加えミネラルもサプリメントで補っている人が多い特徴が見られた。
本結果を踏まえた考察
「アクティブ・スマート」タイプ
特に男性において、BMIで肥満と判定される人が多いのは、行動的なライフスタイルに反して体重コントロールに十分な時間を割いていないのかもしれない。一方で、男女ともにビタミンサプリメントを摂る人が多いことに関して、行動力が高い性格タイプのため、食事にも積極的にアプローチしていると考えられる。
「ポジティブ・楽天家」タイプ
男性においてはやせ型は見られず普通体重の割合が最も高い結果は、前向きな性格が体重コントロールに寄与している可能性がある。
「頑固・カタブツ」タイプ
女性においてはやせ型が多く脂質摂取の調整がされていたという結果において、慎重な性格が食生活に影響を与えていると考えられる。また、男女ともにビタミン・ミネラルサプリメントを摂る人が多いことに関して、慎重な性格のため、食事内容も計画的かつシンプルで効率を重視した健康管理を好んでいると推察される。