木々が色鮮やかに染まる秋のお出かけには紅葉狩りがおすすめ。本記事では、関西の穴場紅葉スポットおすすめ13選を紹介します。デートで行きたいライトアップが楽しめるスポットも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
関西の穴場紅葉スポット【大阪編】
まずは、大阪の穴場紅葉スポットを紹介します。
勝尾寺
「勝利を掴む寺」「勝ち運を授かる寺」として知られ、かつては源氏や徳川将軍家などからも信仰を集めたという西国第23番札所。山門を抜けると、イチョウやイロハカエデなどが赤や黄色に色づく美しい風景が広がります。観音池台地から多宝塔を見上げる風景や、参道を覆う紅葉のトンネルなどがおすすめの鑑賞スポット。境内一帯が神秘的な雰囲気に包まれる日没後のライトアップもおすすめです。
【勝尾寺】
大阪府箕面市勝尾寺
大仙公園日本庭園
仁徳天皇陵古墳に隣接し、「日本の歴史公園100選」にも選ばれる堺市のシンボルパーク。北入口にはイチョウ並木が続き、モミジ、トウカエデ、ケヤキなど多彩な紅葉を楽しめます。美しく色づく約100本のイロハモミジは11月中旬～下旬が見頃。築山林泉回遊式の日本庭園と織りなす趣深い風景は必見です。夜間特別開園では、ライトアップされた庭園の池に紅葉が映り込む幻想的な景観を楽しめます。
【大仙公園】
大阪府堺市堺区大仙中町
関西の穴場紅葉スポット【京都編】
次に、京都の穴場紅葉スポットを紹介します。
西山浄土宗総本山 光明寺
粟生広谷にある西浄土宗の総本山。総門や御影堂などが点在する境内には数百本もの紅葉があり、秋には美しい風景を見ることができます。一番の見どころは、もみじ参道にできる紅葉のトンネル。約200ｍの道中に250本ほどの紅葉が植えられ、石畳の参道を真っ赤に染め上げます。人気の撮影スポットは、参道の中腹に位置する薬医門付近。葉が散ってできる敷き紅葉や御影堂前から表参道を眺める景色も圧巻です。
【西山浄土宗総本山 光明寺】
京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
亀山公園(嵐山公園 亀山地区)
嵐山のランドマーク・渡月橋の北詰から西へ進むとたどり着く、静けさに包まれた公園。サクラやカエデが多く自生し、秋には紅葉狩りが楽しめます。小倉山の南東部に位置する丘陵地であり、園内の一番高い場所には展望台を設置。ここから色とりどりの嵐山を見下ろす眺めはまさに絶景です。大堰川の青と紅葉のコントラストや保津川下りの様子も眺めることができます。
【亀山公園】
京都府京都市右京区嵯峨亀ノ尾町
京都御苑
江戸時代末期までは宮家や公家の邸宅が立ち並び、今でも京都御所や京都仙洞御所など多くの遺構が残る国民公園。苑内には約5万本ともいわれる樹木が生育し、秋にはイチョウやモミジ、ケヤキなどが鮮やかに色づきます。また、各所にイチョウの大木が点在し、シーズン終盤になると「黄金の絨毯」が地面いっぱいに広がるのもポイント。ベンチや休憩所も多いので、座って紅葉狩りを楽しめます。
【京都御苑】
京都府京都市上京区京都御苑 3
関西の穴場紅葉スポット【兵庫編】
次に、兵庫の穴場紅葉スポットを紹介します。
神戸市立須磨離宮公園
皇室の別荘だった「武庫離宮」の跡地に整備された由緒ある公園。秋には植物園エリアを中心に、イロハモミジなど約600本が赤や黄色に美しく染まります。一番の見どころは、錦に染まったモミジのトンネルを散歩できる「もみじの道」です。ほかにも、滝にかかるモミジの葉が水面に映る「みどり滝」や「花の広場」、「和庭園」など紅葉スポットが目白押し。例年、趣向を凝らしたライトアップも行われます。
【須磨離宮公園】
兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1
六甲高山植物園
六甲自生植物をはじめ、世界の高山植物や山野草など、約1500種を野生に近い状態で栽培。六甲山山頂付近の標高約850mに位置するため、街中よりひと足早く木々が色づきます。樹木の種類は、イロハモミジ、オオモミジ、ブナ、カラマツなど多彩で、チングルマといった高山植物の紅葉を見ることができるのも特徴です。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」の会場になっているので、アートと紅葉のコラボも楽しめます。
【六甲高山植物園】
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
関西の穴場紅葉スポット【滋賀編】
次に、滋賀の穴場紅葉スポットを紹介します。
胡宮神社
聖徳太子の開基とされる寺院「敏満寺」の鎮守社として創建された神社。紅葉シーズンには、境内のモミジが真っ赤に色づく美しい風景を見ることができます。なかでも、大鳥居を抜けてから現れる参道の紅葉は見ごたえあり。織田信長と浅井長政の戦いで焼き討ちにあった際、武士達の血で真っ赤に染まったと伝えられる「血染めのもみじ」も必見です。国指定名勝の「胡宮神社社務所庭園」も見学できます。
【胡宮神社】
滋賀県多賀町敏満寺49
国宝彦根城・玄宮園
彦根城の北側に位置し、国の名勝にも指定される大名庭園。池泉回遊式の庭園を散策しながら、イロハモミジやヤマモミジなどの紅葉が楽しめます。紅葉越しに仰ぎ見る彦根城天守閣の美しさは格別。例年、夜間にはライトアップが行われ、昼とはまったく違った雰囲気に包まれます。水面に映し出される紅葉は、思わず見入ってしまうほど神秘的です。紅葉とともに竹林もライトアップされ、和の風情を感じることができます。
【国宝彦根城・玄宮園】
滋賀県彦根市金亀町9-3
関西の穴場紅葉スポット【奈良編】
次に、奈良の穴場紅葉スポットを紹介します。
円成寺
奈良市街と柳生の里をつなぐ柳生街道随一の名刹。山間の静かな場所にあり、心を落ち着かせて紅葉鑑賞をするには最適です。楼門前には平安時代に作られた浄土式庭園が広がり、秋にはモミジが色鮮やかに。池の水面に紅葉が映る景色は一層美しさを増します。池の側にある食事処でランチをしながら紅葉を眺めるのもおすすめ。相應殿に安置された運慶の初期作といわれる国宝「大日如来坐像」も必見です。
【円成寺】
奈良県奈良市忍辱山町1273
依水園
江戸時代前期に作られた「前園」と明治期に作られた「後園」の2種類の池泉回遊式庭園から構成。前園は周りと隔絶された静寂に包まれ、後園は若草山や東大寺などを借景としたぜいたくなつくりで、異なる趣を体感できます。秋にはドウダンツツジやイロハモミジが美しく染まる紅葉スポットに。前園にある食事処に立ち寄れば、抹茶や煎茶で一服しながら目の前に広がる景色を楽しめます。
【依水園】
奈良県奈良市水門町74
関西の穴場紅葉スポット【和歌山編】
最後に、和歌山の穴場紅葉スポットを紹介します。
ごまさんスカイタワー
高野龍神スカイラインの中間点に位置する「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」にある展望塔。護摩木を積み上げて作られた独特なフォルムが印象的です。高さ約33mのタワーからは、周辺の山々や紀伊水道を眺められるほか、天気がよければ四国山脈までを一望。眼下に望む護摩壇山にはブナの原生林が生い茂り、秋にはブナをはじめヤマウルシ、ナナカマドなどが色とりどりに輝きを見せ、絶景の大パノラマが楽しめます。
【ごまさんスカイタワー】
和歌山県田辺市龍神村龍神1020-6
奇絶峡
田辺市を流れる会津川の上流にある渓谷。新緑や桜など季節ごとの渓谷美が楽しめますが、特に訪れて欲しいのは秋の紅葉シーズンです。大小さまざまな奇岩が点在する中に、赤や朱色に染まった渓谷が広がる光景はここならでは。滝から約200m登った場所には、日本画家・堂本印象画伯の原画をもとに一枚岩に刻まれた「磨崖三尊大石仏」が現れます。険しい道を進むので、アウトドア派の人におすすめです。
【奇絶峡】
和歌山県田辺市上秋津
関西の穴場紅葉スポットで色鮮やかな景色を堪能しよう!
今回は、関西のおすすめ穴場紅葉スポットをエリア別に紹介しました。気になる場所は見つかりましたか? この秋はぜひ紅葉狩りに出かけてみてくださいね。
