俳優の北大路欣也が主演するドラマ『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』が、日本映画+時代劇 4Kで12月8日(19:00~)にテレビ初放送。J:COMの動画配信サービス「J:COM STREAM」で同時配信がスタートする。

  • 『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』メインビジュアル

このシリーズは、前藩主用人の職を退き、隠居した三屋清左衛門(北大路)の第二の人生を、身の回りに起こる様々な出来事とともに描いた作品。2016年から放送され、第5作からは日本映画放送とJ:COMでタッグを組んで制作し、今回が第8作となる。

公開されたメインビジュアルでは、ロケ地である京都府京丹波町の名瀑・琴滝をバックに、北大路演じる清左衛門が温かく真っすぐな笑みをたたえている。今作では、清左衛門と青年剣士・信次郎(藤岡真威人)や物語の鍵を握る巫女・照日(大友花恋)との交流を通じて「揺るがない想い」や「受け継がれる武士の生き方」「若さのきらめき」が、絶えず美しく、力強く流れ続ける滝の水のように描かれる。

さらに、優香、金田明夫、麻生祐未、伊東四朗といったおなじみのキャスト陣に加え、信次郎と相対する剣士・勝之進役の大貫勇輔、その父・勘左衛門役の菅原大吉、僧侶・覚浄役の谷田歩といった個性豊かなキャストが花を添える。

撮影中に行われた取材会で、北大路は「(若い人たちの)新鮮な輝きを見ることで、新しい気づきをもらうことができた。若い方々の息吹を見てほしい」、藤岡は「(北大路)欣也さんから演技や所作などたくさんアドバイスをいただける環境で、毎日すごく勉強をさせていただけていると実感しています」と語っている。

なお、時代劇専門チャンネルでは、来年3月に放送予定。

『三屋清左衛門残日録 春を待つこころ』あらすじ

ある秋の日。中根道場では、御前試合の前稽古に励む青年剣士・窪井信次郎(藤岡真威人)の剣技に、みな目を奪われていた。しかし御前試合当日、信次郎は、ライバル・岩上勝之進(大貫勇輔)との決勝戦に臨むも惨敗してしまう。信次郎は遠藤派重鎮の息子、勝之進は朝田派重鎮の息子。試合の結果は派閥争いにも影を落とす。自暴自棄となり道場にも通わなくなった信次郎を、清左衛門は野歩きに誘う。
清左衛門と山道を歩く途中で信次郎は、小さな社で祈りを捧げる巫女・照日(大友花恋)に心を奪われる。最初は警戒していた照日も毎日のように会いに来る信次郎に次第に打ち解け、互いに心を通わせていった。しかしある冬の日、社が何者かに襲われ、照日は姿を消してしまう…。
照日を思い奔走する信次郎の姿に心をうたれ、事件の裏に潜む謎を解き明かそうと動きだす清左衛門。闇の思惑に翻弄される若き恋を守ることはできるのか。
「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ―」