今や誰もが知る『ゲゲゲの鬼太郎』や『名探偵コナン』の作家が生まれた地としても有名な、鳥取県。その他にも、広大な鳥取砂丘や温泉などの観光地として認知のある方もたくさんいらっしゃるでしょう。

そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「鳥取県といえば何を思い浮かべる?」というアンケートを行いました。知れば次の休みに遊びに行きたくなる、そんな鳥取県の魅力をチェックしてみてくださいね。

鳥取県に行ったことはある?

最初に、「鳥取県出身、あるいは旅行・仕事などで鳥取県を訪れたことはありますか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

はい…69.5%
いいえ…30.5%

今回のランキングは「はい」と答えた方からの回答を元に作成しています。

鳥取県といえば? ご当地ランキング

  • 鳥取県といえばランキング

    鳥取県といえばランキング

次に、「鳥取県と聞いて思い浮かべるもの」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

1位  鳥取砂丘(砂の美術館)(52.8%)
2位  水木しげるロード(11.8%)
3位  梨(5.7%)
4位  松葉がに(4.7%)
5位  大山どり(3.3%)
6位  皆生温泉(2.8%)
7位  砂丘らっきょう(2.4%)
8位  とうふちくわ(1.9%)
9位  三朝温泉(1.4%)
9位  鳥取カレー(1.4%)
11位 三徳山三佛寺(0.9%)
11位 鳥取城(0.9%)
11位 金持神社(0.9%)
11位 モサエビ(0.9%)
11位 白いか(0.9%)
11位 ながいも(0.9%)
17位 鳥取城跡(久松公園)(0.5%)
17位 白兎神社(0.5%)
17位 燕趙園(0.5%)
17位 倉吉パークスクエア(0.5%)
17位 鳥取牛骨ラーメン(0.5%)
17位 鯖寿司(0.5%)
17位 鳥取和牛(0.5%)

ここからは9位までにランクインした項目について、3つのポイントやおすすめの理由などをご紹介します。

1位 鳥取砂丘(砂の美術館)(52.8%)

  • 鳥取砂丘

    鳥取砂丘

鳥取県といえばランキング、1位は「鳥取砂丘(砂の美術館)」でした。鳥取砂丘は、日本海に面する東京ドーム約820個分の、広大な砂地です。長い年月をかけて作りあげられた砂と風による奇跡の造形美とされています。日差しが強い時は砂も大変熱くなり、裸足やサンダルで歩くと火傷の危険性があるため、靴下と靴を履くことが推奨されています。

3つのポイント

  1. 砂の芸術作品: 鳥取砂丘の「砂の美術館」では、巨大な砂の彫刻「砂像」が展示されます。毎年テーマが変わるので、何度でも楽しむことができます。
  2. 鳥取の特産品グルメ: 鳥取砂丘の各スポットでは、梨を使ったサンデーや、ふんだんにかにを使った「かにかにバーガー」など、鳥取県ならではのグルメが豊富です。
  3. 砂を楽しむアクティビティ: らくだライド体験や砂地を走れるサンドボードや砂丘セグウェイなど、広大な砂丘を思いっきり楽しめるアクティビティが充実しています。

おすすめする理由

「何度も訪れており、砂漠とラクダのコラボが素晴らしいと思うから」(男性・56歳)
「鳥取では知名度が高く、他の追従を許さない魅力があるから」(男性・64歳)
「鳥取砂丘の砂を利用した、砂の美術館に感動したから」(男性・65歳)

住所 〒689-0105 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971
webサイト 鳥取砂丘/鳥取砂丘会館

2位 水木しげるロード(11.8%)

  • 水木しげるロード

    水木しげるロード

2位は「水木しげるロード」でした。鳥取県境港市は、『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親である、水木しげる氏の出身地で「妖怪の町」として名高い地です。境港駅から「水木しげる記念館」まで全長約800mの水木しげるロードでは、愛嬌ある妖怪ブロンズ像をはじめ、妖怪神社などふしぎな水木ワールドを楽しむことができます。

3つのポイント

  1. 子供からも人気のスタンプラリー:水木しげるロードの道中には、25箇所の押印ポイントを備えています。スタンプを集めてゴール(観光案内所)へ持っていくと、素敵なプレゼントがもらえます。
  2. 溢れる妖怪の世界観:妖怪ブロンズ像をはじめ、お店も駅も交番、外灯から公園まで、何から何まで妖怪づくしの妖怪のテーマパークのような観光スポットです。
  3. 増えていく妖怪像:水木しげるロードが誕生した時の妖怪ブロンズ像は全23体。その後、年々数は増え2018年には全177体になり、妖怪で賑わう町となっています。

おすすめする理由

「水木しげる先生の妖怪や生い立ちがわかり、とても楽しめたから」(男性・41歳)
「ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターとふれあい楽しく、砂かけ婆が最も印象的だったから」(男性・72歳)
「ゲゲゲの鬼太郎の物が沢山あって好きだから」(男性・63歳)

3位 梨(5.7%)

  • 二十世紀梨

    二十世紀梨

3位は「梨」でした。鳥取県内では多数の品種が栽培され、夏から晩秋にかけて、旬の青梨や赤梨を味わうことができます。特に、夏に旬を迎える「二十世紀梨」は栽培開始から100年以上の歴史を持ち、出荷量は国内で1位。鳥取県内では馴染みのある果物として、カレーの隠し味としても使われています。

3つのポイント

  1. 疲労回復に効果: リンゴ酸やクエン酸を含み、冷やしてさっぱりした瑞々しい梨は、夏バテ気味の体の疲労回復に役立ちます。
  2. 美味しい梨の特徴: 梨の外観が全体的に緑黄色になり、緑色の中に黄色い模様が散在して見える(トラ熟れ)ものは、糖度が高く美味しいとされています。
  3. 日本で唯一の梨をテーマにした博物館: 見て、触れて、チャレンジする"体験型博物館"の「なしっこ館」には、世界中の梨のレプリカが並び、梨の栽培等についても知ることができます。

おすすめする理由

「梨といえば鳥取、鳥取といえば20世紀梨だから」(男性・57歳)
「とっても甘くさっぱりしており、小さな子どもにも好評だから」(男性・65歳)
「お米なら新潟県のように、梨は鳥取県が誇れる産物だから」(男性・51歳)

webサイト 梨/鳥取県

4位 松葉がに(4.7%)

  • 松葉がに

    松葉がに

4位は「松葉がに」でした。松葉がには、山陰地方でのズワイガニの雄の呼名です。ぎっしりと詰まった身と上品な旨味を楽しむことができる、鳥取を代表する冬の味覚となっています。松葉がにの解禁は毎年11月上旬で、3月20日まで水揚げを行います。

3つのポイント

  1. 豊富な食べ方: 定番の茹でがにだけでなく、かに刺し、焼きがに、かにしゃぶ、かにすき鍋など、様々な食べ方で楽しむのがおすすめです。
  2. 美味しい松葉がにの特徴: ずっしりと重みがあり殻の固いものや、甲羅に付く卵の量が多いものは身入りがよいといわれており、他にも褐色のもの、爪が大きいものなどが選定の際のポイントです。
  3. 毎年イベントも開催: 鳥取県松葉がにPR推進協議会では、11月第4土曜日を「松葉がにの日」と制定し、産地の鳥取市や岩美町の漁港でイベントを開催しています。

おすすめする理由

「鳥取県は海の幸がすごく新鮮で、価格もリーズナブルに食べることができるから」(男性・48歳)

webサイト 松葉がに/鳥取県

5位 大山どり(3.3%)

  • 大山どり

    大山どり

5位は「大山どり」でした。大山どりは、株式会社大山どりが自社農場で種鶏の飼育から生産農場での飼育及び食鳥処理までを行なっている銘柄鶏です。専用の飼料を与えることで腸内細菌を整え、バランスの良い脂乗りと旨味を追求しています。

3つのポイント

  1. 安心・安全の鶏: 獣医師の資格を持つ食鳥検査員も加わり、一羽一羽検査することで衛生的に処理し、生産と製造履歴を自社管理しています。
  2. 独自の加工法 加工前の冷却工程において、冷水に漬けるのではなく、日本で唯一の空気のみで冷やす方式を採用することで、鶏肉が持っている本来の美味しさを引き出しています。
  3. オンラインでも購入可能: 公式オンラインショップでは、唐揚げやチキンナゲットなど、大山どりの商品を購入することができます。

おすすめする理由

「今まで食べてきた鶏の中で、大山どりが一番ジューシーで衝撃を受けたから」(女性・44歳)
「大山とりの焼き鳥が美味しかったから」(女性・44歳)

6位 皆生温泉(2.8%)

6位は「皆生温泉」でした。皆生温泉は、観光旅館や宿など30軒、4,000人の収容力を誇る山陰最大の温泉地です。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湧出量は毎分4456.5リットルと豊富な湯量を誇ります神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病などに効果がある他、近年ではお湯の調査から美肌効果に優れていることもわかっています。

3つのポイント

  1. 全国でも有名な温泉地: 白砂青松の海岸線と中国地方最高峰の大山を眺めることができる地として、「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」「日本の夕陽・朝日100選」、「都市景観100選」「日本の水浴場88選」に選定されています。
  2. 温泉も海水浴もできる地: 皆生温泉は海辺の温泉郷で、夏場は「海水浴」で賑わいます。温泉と海水浴が同時に楽しめる、国内でも数少ない温泉地として人気です。
  3. 長寿の神様を祀る神社: 皆生温泉街の一角に、皆生温泉神社が建っています。「皆、生きる」と書いて皆生、いつからか長寿の神様として、観光客から人気のスポットとなっています。

おすすめする理由

「過去に米子周辺や大山を歩き回り、落ち着いて雰囲気の良い温泉街だと思ったから」(男性・66歳)

住所 〒683-0001 鳥取県米子市
webサイト 皆生温泉旅館組合

7位 砂丘らっきょう(2.4%)

7位は「砂丘らっきょう」でした。らっきょうは鳥取県東部・中部の砂丘地で栽培され、特に鳥取砂丘に隣接する福部村は全国屈指の大産地とされています。らっきょうの漬け方で最もポピュラーなのは「甘酢漬け」ですが、他にも「塩漬け」「赤ワイン漬け」「しそ漬け」「りんご酢漬け」「黒砂糖漬け」「黒酢漬け」など様々な漬け方があります。

3つのポイント

  1. 紫に染まるらっきょうの花: 秋になると紫色の花が一斉に咲き、一面に紫のじゅうたんを敷き詰めたような絶景「砂丘のラベンダー」を楽しむことができます。
  2. 冬で品質が決まる: 冬の日本海から吹きつける厳しい風雪が厳しければ厳しいほど、色白で堅く引き締ったらっきょうに育ちます。
  3. 血液サラサラの健康食: ビタミンB1を活性化するアリシンを含む健康食品として、「1日4粒で血液サラサラになる」ともいわれています。

おすすめする理由

「らっきょうは大好きですが、鳥取県のらっきょうは格別だと思うから」(男性・62歳)
「鳥取砂丘にいくと必ずお店に置いてあり、つい欲しくなるから」(男性・59歳)

8位 とうふちくわ(1.9%)

8位は「とうふちくわ」でした。とうふちくわは、全国でも鳥取県中・東部地域に見られる独特の加工食品で、今ではB1グランプリにも出場する郷土を代表する料理の一つです。木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜて蒸し上げて作ります。魚が貴重であった江戸時代、タンパク質を補うため豆腐が奨励され、魚肉の代わりに食べられたとされています。

3つのポイント

  1. 昔ながらの祝い飯:古くから城下町として栄えた鳥取市の中心市街地にある「聖神社」のお祭りや、結婚式などの「ハレの日」にも食べられてきました。
  2. アレンジが豊富:カレー味、レモン味といった味付け商品や、「とうふちくわ」を利用したシュウマイなどの加工食品も人気です。
  3. ヘルシー食:豆腐が主原料ということもあり「低カロリー・高タンパク」なので、幅広い年齢の方に好まれるヘルシーな食べ物として人気です。

おすすめする理由

「他の地域にはない食べ物で、お土産に最適だと思うから」(男性・69歳)

9位 三朝温泉(1.4%)

9位は「三朝温泉」でした。三朝温泉は、高濃度のラドン(ラジウムが分解されて生じる弱い放射線のこと)を含む世界屈指の放射能泉として有名です。体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まる『ホルミシス効果』が発生するといわれています。

3つのポイント

  1. 森林浴と同じリフレッシュ効果: 放射線の電離作用によって空気が小イオン化され、マイナスイオンが発生することから、森林浴と同じリフレッシュ効果を得ることができます。
  2. 飲める温泉: 三朝温泉はミネラルを豊富に含んだ泉質で、飲むと胃粘膜の血液量が倍加したりなどの健康効果があります。
  3. 抗酸化機能を高める: 世界有数のラドン含有量を誇り、抗酸化機能が高まることがわかっています。動脈硬化症の予防が期待できます。

おすすめする理由

「川の中の温泉が印象的だったから」(男性・62歳)

住所 〒682-0123 鳥取県東伯郡三朝町三朝
webサイト 三朝温泉/三朝温泉観光協会

9位 鳥取カレー(1.4%)

9位には「鳥取カレー」もランクイン。鳥取市は、常にカレールウ消費量が全国1位で、「カレー王国」とも呼ばれています。共働き家庭が多いことから、まとめて作り置きができ、子どもが喜んで食べるカレーが重宝されてきました。

3つのポイント

  1. バラエティー豊か: 日常にとけこんだ「喫茶店カレー」やオリジナルスパイスの「シャバシャバ系カレー」、鳥取の文化遺産ともいえる老舗店や気鋭の新店舗まで様々なカレー店が点在しています。
  2. 喫茶店の定番メニュー: 鳥取市では喫茶店でカレーを提供するところが多く、カレーとコーヒーがお昼ごはんの定番だったとされています。
  3. 鳥取県が誇るお土産: 鬼太郎や名探偵コナンのレトルトカレーなど、鳥取県を代表する作品のレトルトカレーも発売されています。

おすすめする理由

「スパイシーで美味しかったから」(女性・32歳)

鳥取県のおすすめの季節は?

最後に、「鳥取県を訪れるのにおすすめの季節」を聞いたところ、以下のような結果になりました。

春(3月~5月)……28.2%
秋(9月~11月)……23.3%
夏(6月~8月)……21.8%
年間通しておすすめ……18.4%
冬(12月~2月)……8.3%

春(3月~5月)がおすすめの理由

「春の明るい雰囲気の中では、砂丘や水木ロードをより一層楽し無事ができるから」(男性・81歳)
「荒れた日本海が落ち着く春は、非常に良い観光ができるから」(男性・65歳)

秋(9月~11月)がおすすめの理由

「風情が出る季節に鳥取砂丘を歩いたら気持ち良いから」(女性・46歳)
「気候が良く、梨がおいしい季節だから」(男性・69歳)

夏(6月~8月)がおすすめの理由

「夏に日本海の海岸で、釣りや海水浴を楽しめるから」(男性・56歳)
「鳥取県の夏はお祭りが多く、見るところが多いから」(男性・41歳)
「砂丘で暑い夏を満喫できるから」(男性・70歳)

年間通しておすすめの理由

「砂丘は一年中魅力的であり、雪の砂丘も景観が良いから」(男性・79歳)
「いつ行っても美味しいカレーが食べられるから」(女性・32歳)

冬(12月~2月)がおすすめの理由

「冬には松葉ガニ・紅ズワイガニなど、美味しい海産物があるから」(男性・65歳)
「寒い時期は、熱々のカニ汁が合うから」(男性・47歳)

鳥取県の観光地や、地元のグルメが上位に

鳥取県といえばランキングをご紹介しました。1位には「鳥取砂丘(砂の美術館)」、2位には「水木しげるロード」、6位には「皆生温泉」と、上位には鳥取県で唯一無二の観光地がランクインする結果に。

また、3位の「梨」、 4位の「松葉がに」、5位の「大山どり」と、鳥取県を代表する食材も、鳥取県の魅力であることがわかりました。

他にも「鳥取和牛」、「とうふちくわ」、「鳥取カレー」といった、鳥取県ならではのグルメや、「三徳山三佛寺」「燕趙園」「三朝温泉」など、魅力がたくさん。グルメとアクティビティ、どちらも楽しみたいと考えている方は、ぜひ鳥取県に遊びに行ってみてくださいね。

調査時期: 2024年6月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計305人(男性:226人、女性:79人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート