東京メトロは15日、新規株式公開(IPO)に伴う売出し価格を仮条件の上限である1,200円に決定したと発表した。1株につき1,100~1,200円の仮条件で国内外の機関投資家を中心にブックビルディング(需要申告)を実施した結果、売出株式数を十分に上回る需要があったためとしている。

  • 東京メトロが株式売出しに関する条件が決定したと発表

東京メトロの株式は現在、国(53.42%)と東京都(46.58%)が大株主として、発行済み株式総数5億8,100万株を保有しているが、このうち2億9,050万株が今回売り出される。国内売出株式数は2億3,240万株、海外売出株式数は5,810万株。国内の申込期間は10月16~21日。株式公開後も、引き続き国が26.71%、東京都が23.29%の株式を保有する。