シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐/インストラクターのイチロー氏が1日、YouTubeチャンネル『松坂大輔 official YouTube』で公開された動画「【初降臨】NYで対談実現へ!? 松井秀喜を独占直撃!! 筋断裂!? 満身創痍の松坂に密着! イチロー&松井の勇姿に刺激を受けた怪物が本気の投手復帰へ決意表明【高校野球女子選抜vsイチロー選抜】」に登場。女子高校野球選抜との対戦で「初回3失点」して感じたことを明かした。

イチロー氏

イチロー氏「すごく怖くなりました」

9月23日に東京ドームで開催された、「高校野球女子選抜」と「イチロー選抜 KOBE CHIBEN 」 のエキシビションマッチ。4度目となる高校野球女子選抜との対戦だが、今回はイチロー氏が初回に4連打で3点を失うという立ち上がりとなった。

その後立て直し、9回を3失点のまま完投したイチロー氏だったが、試合後のインタビューでは、「合宿してきたというのは聞いていたんですよ。対策もしてる、とはいえ、という感じなんですよね。あんなに芯食われるとはまったく想定してなかったので、終わらないんじゃないかと不安に襲われました。すごく怖くなりました」と、本音をポロリ。

また、イチロー氏は「今までレベルが上ってきて、『うまいな』と思ったことは何度もありますけど、『怖いな』と思ったのは今日が始めてです」と、らしい表現で高校野球女子選抜のレベルアップを形容したうえで、「右バッターがスライダー内側からとか、腰を引いてた選手もいるんですけど、見切ってるかのようなファウルをするんですよ。びっくりしました。男子でもなかなかあの技術ってないんで。あれは恐怖でしたね」と、技術的な向上についても、具体的に解説していた。

【編集部MEMO】
NPBとMLBで通算28シーズンをプレーしたイチロー氏。NPBで最多タイ記録となる首位打者を7回獲得、パ・リーグ最多記録となる最多安打を5回獲得、MLB史上唯一の10年連続で200安打以上を達成、MLB1年目の2001年シーズンにMVP、新人王、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞のタイトルを同時獲得など、数々の記録を打ち立てた。現在は、MLBシアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めている。