初の地上波レギュラーMCという話を聞いた時は、「本当に私でいいのか…と思って、すごくびっくりしました。今でも緊張していますし、不安が大きいです」と本音を吐露。MCということで“番組の顔”になるが、そのワードを改めて聞いて「緊張します」と漏らしつつ、「テレビ局のアナウンサーである以上は、どの番組に出ても、ある程度“顔”としての役割を求められると思うので、一層責任の重さを感じます」と前を見据える。
また、「1年生記者であるからこその気づきに、正直になれたらいいなと思っています。この番組の視聴者の中にはライセンスビジネス業界の方もいらっしゃるとは思うんですけども、その方にとっては当たり前のことが、自分には全然分からないことも、ある意味で武器になると思うので、それを上手に使って視聴者の方に分かりやすくお伝えできる仕事ができればいいなと思います」と抱負を述べた。
求められる役割は「コミュニケーター」と自負。「特定の業界の方の専門の深い話と視聴者の方とのちょうどいい橋渡し役になれたらいいなと思っています。その役割はアナウンサーである以上、他の番組でも期待されることが多いと思うので、すごくいい勉強になるんじゃないかと思っています」と捉えている。上司であるアナウンス室部長の佐々木恭子アナからは「等身大、自然体で。特に何かを狙うこともないと思うから、リアルな自分のままで」とアドバイスを受けたそうだ。
「フジテレビが何か新しいことを始めたぞ!」と話題になれば
番組では、上垣アナの「架空の学校を想定したテストづくり」という独特の特技を生かした、オリジナルクイズを出題するコーナーも。「これは本当にありがたいお話なのですが、ロケを終えて視聴者の皆さんにおさらいのテストを1問出すということになりました。ここはご期待いただければと思います」と自信を見せ、ほかにも、「自分の好きなことが生かせるのであれば、どんどん自分からも提案していけたらと思っています」と意欲を示した。
番組を企画したフジテレビの濱野貴敏ライツ事業部長は、上垣アナ起用の狙いについて、「ライセンス業界を学んでいく番組なので、全くゼロの知識で真っ白な状態の人が飛び込んでいくのを見せたいというのが、最初の入り口でした。そして、スーツ姿が非常に似合っていることです。いろんな会社の幹部クラスや社長さんなど、業界の重鎮に出演していただきたいので、こちらもスーツが決まる人と会っていただけたらお話ししやすいかなという思いも込めてお願いしました」と説明。
それを聞いた上垣アナは「ありがとうございます」と顔をほころばせながら、「“ライセンスビジネスって何だ?”という方に向けて、私と一緒にその内容や奥行き、そしてその魅力がどんどん分かっていくような番組にできればと思いますので、ぜひ一度見ていただきたいなと思います。それから、この番組はライセンスビジネス業界をザワつかせたいという野望があるんです。“ライセンス業界専門番組”というのはかなり異例と聞いておりますので、“フジテレビが何か新しいことを始めたぞ!”とぜひ話題にしていただきたい。そして取材に行かせてください。私自身もライセンス業界に深く入り込んでいけたらと思っております」とアピールした。