みずほ銀行は9月30日、「一年のやりのこし」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2024年8月30日から9月2日の間、全国の20代〜60代の男女18,577人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、今年やりのこしている/今年中にやっておきたいことの有無について聞いたところ、72.2%が「今年やりのこしていることがある」と回答。年末を間近に控えたタイミングで、過半数以上の人が年内のやりのこしに着手できていないということがわかった。
今年やりのこしている/今年まだできていないが、今年中にやっておきたいことについて尋ねると、1位は「不用品の処分」(24.8%)という結果に。コロナ禍で自宅での生活を余儀なくされたことで、モノに対して見直しをする習慣が根付き、不用品の処分を通して住環境を改善しようとする生活者の意識がうかがえるという。
2位は「旅行」(23.2%)、3位は「趣味・娯楽」(19.9%)、4位は「投資・資産形成」(18.1%)、5位「健康に向けた取り組み」(17.1%)と続いた。コロナ収束に伴う行動再開により、周囲の人々が楽しんでいる様子に触発され、自身も楽しみたいという意識が高まっているという。
他方で、同社によると「『投資・資産形成』については、直近の消費への意欲が高まる反面、2024年には新NISAが開始し、将来に向けた投資・資産形成への注目度も上がったと推測できる」としている。
今年やりのこしていると感じているものについて、「お金・投資・資産形成・税金対策」「節約」と回答した人を年代ごとに分析すると、20代・40代が他の年代と比較して「節約」に関するやりのこし意識が強く、子どもの進学や親の介護など将来的にライフスタイルの変化も大きいと考えられる40代では「お金・投資・資産形成・税金対策」に関するやりのこし意識が強くなると推測できるという。