AOKIが運営する「ジャケジョ研究所」は、女性管理職に対して「ビジネスファッションへの意識調査」を実施した。調査が行われたのは2024年7月で、調査対象はジャケットを着用する機会のある20代~50代の女性(「現在も管理職」と「過去に管理職経験がある」と回答した女性を合わせて「管理職」と定義)。有効回答数は1021件で、調査方法は調査委託先ノウンズによるインターネット調査であった。

女性管理職へ「ビジネスファッションに関する意識調査」をしたところ、半数以上の女性が「悩みが多くなった」と回答した(グラフ1)。具体的な悩みとして、「清潔を保つためのお手入れ」「好印象を与える服装選び」「TPOとのバランス」が上位に挙がった(グラフ2)。

役職に就くことで、より他者からの印象を気にする立場になり、ビジネスファッションに対する悩みを感じる女性が増えていることがうかがえる。

「管理職として周りの人に与えたい印象」を調査したところ、「信頼できる」と回答した女性が46.1%と最も多く、「親しみやすい」(40.9%)、「誠実さ」(36.5%)、「柔らかい印象」(35.2%)、「責任感がある」(34.8%)と続いた(グラフ3)。

「ビジネスシーンにおけるジャケット着用で得られた良い影響」についての調査を役職別に見てみると、管理職は「フォーマルな雰囲気を演出できた」(29.2%)、「真剣な態度を示すことができた」(23.5%)、「周りからの信頼感を得られる」(17.7%)とジャケット着用により「真面目さや誠実さ」を与えることができると実感しており、ジャケットはビジネスシーンにおいて好印象を与えるアイテムと感じている女性が多いことが明らかとなった(グラフ4)。