創元社は、「鉄道手帳[2025年版]」(B6判、248ページ。1,540円)を9月24日に発売した。監修は来住憲司氏。定番資料のデータをすべて更新したほか、2025年版では「JR・大手私鉄の出資関係図」など新資料を2点追加した。
「鉄道手帳」は、2008年から発行している唯一の「鉄道専門手帳」。国内すべての路線・停車場を網羅した「全国鉄軌道路線図」、鉄道の記念日や豆知識が満載のウィークリーページ、鉄軌道各社の基本データやJR列車の種類といった各種情報をまとめた資料編など収録している。テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の専門手帳特集で3度紹介された実績を持つ。
2025年版で新たに収録した「JR・大手私鉄の出資関係図」は、持株比率をもとに各社の関係を図式化。よく知られた親会社・子会社の関係もあれば、意外性のある関係もあり、大手私鉄のグループやホールディングスの関係から、各企業のスタンスが垣間見える興味深い内容となっている。
同じく新資料の「国内観光列車一覧」は、JR・私鉄合わせて100件超を収録。いまどんな列車がどこを走っているのか、鉄道旅行や空想旅行の手がかりになる構成とした。
拡張ツールとして「鉄道手帳WEB」も開設。パソコン・スマートフォンで拡大できる「全国鉄軌道路線図」や、過去の手帳に掲載されたオリジナルの資料群、鉄道車両の写真を収録したフォトアルバムを閲覧できる。