元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が10日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「今シーズンの天王山。赤星が言い切る阪神の強さとは。」に登場。残り試合数が多くても、広島が正念場を迎えている理由を解説した。

赤星憲広氏

広島が正念場だと思う理由

シーズン終盤になっても、1位から3位までが混戦を繰り広げているセ・リーグ。その中でも調子を落としているのが広島で、新井貴浩監督のもと、これまで首位を走っていたものの、9月3日から8日の6連戦で1勝5敗に。DeNAに3連敗したほか、5位の中日にも2敗したことで、5日には巨人に首位を明け渡すことになった。

そんな広島について、赤星氏は「今週のここ7連戦で一番キツイのは、間違いなくカープだね」としながら、その理由を「ジャイアンツ3連戦、阪神2連戦、DeNA2連戦ということで、この上位を争ってる3チームとやらなければいけないというね」「で、なおかつ先週が1勝5敗という流れできてるから、カープは正念場よね」と説明した。

また、「試合数が一番残っているということで、普通にやれるんだったら一番有利かなってところはあったんだけど」と述べつつも、「この1勝5敗でどうなのかなっていうのと」「間違いなく追いかけるほうが楽よ、上にいるより」と指摘。一方で、「ただ、縮まって2.5っていうけど、意外と縮まりそうで縮まらないって部分もあるのよね」とも述べて、追う阪神も決して楽ではないとの見解を示していた。

なお動画配信後、広島は巨人に2連敗し、巨人が首位を堅持。11日終了時点で3ゲーム差がついており、残り試合数は巨人が17試合、広島は20試合となっている。

【編集部MEMO】
『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』は、「LITEVIEW」アプリで毎週月曜(20:00~20:30)に放送されている音声番組。『Going! Sports&News』(日本テレビ系)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などで野球解説者として活躍する赤星憲広氏が、“ならでは”の野球トークを繰り広げる。番組には不定期でゲストも登場。これまでに、濱中治氏や八木裕氏をはじめとする阪神のOB選手や、オリックスのT-岡田や中川圭太らが登場している。公式YouTubeチャンネルでは、番組のダイジェスト版が毎週金曜に配信中。