このまま“出番なし”に…?広島カープ、今季1軍出場ゼロの6人。ファーム暮ら…

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 シーズン終盤を迎えている2024年のプロ野球。今シーズンも主力の故障や不調など、様々な要因で選手の入れ替えが行われ、多くの選手が一軍の舞台を経験している。一方で、開幕から二軍暮らしが続き、一軍未出場の選手も少なくない。ここでは、ここまで一軍出場がない広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月7日時点)

 

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韮澤雄也

・投打:右投左打
・身長/体重:175cm/85kg
・生年月日:2001年5月20日
・経歴:花咲徳栄高
・ドラフト:2019年ドラフト4位
 
 昨季は自身初の開幕一軍入りを果たし、45試合に出場した韮澤雄也。しかし今季は、ファームでの生活が続いている。
 
 花咲徳栄高時代には、1年秋から正遊撃手として活躍。3年時には高校日本代表に選出されると、3番打者として打率.345の好成績を残し、U18ワールドカップの大会ベストナインに輝いた。
 

 
 迎えた2019年ドラフト会議でが、広島東洋カープから4位指名を受けプロ入り。高卒1年目からファームで実戦経験を重ね、高卒3年目の2022年に一軍デビューを果たした。
 
 昨季は内野の全ポジションをこなし、自己最多の45試合に出場したが、打率.140と低調な数字に。
 
 また、クライマックスシリーズでは「8番・一塁」でスタメンに抜擢されるも、攻守で精彩を欠く悔しい結果に終わった。
 
 今季は、開幕から二軍暮らしが続いている状況。ファームでは89試合出場で打率.264とまずまずの数字を残しているだけに、一軍昇格へさらなる猛アピールを見せたいところだ。






内間拓馬

・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/86kg
・生年月日:1998年11月21日
・経歴:宜野座高 - 亜細亜大
・ドラフト:2020年ドラフト4位
 
 昨年オフに現役ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから加入した内間拓馬。新天地で再スタートを切ったが、ここまで一軍でのチャンスを掴めていない。
 
 亜細亜大から2020年ドラフト4位で楽天に入団すると、ルーキーイヤーから一軍のマウンドを経験した。
 

 
 同年は11試合の登板で防御率5.91と振るわなかったが、最速155キロの速球を武器に奪三振率13.50を記録するなど、能力の一端を示した。
 
 だが、その後は制球難に苦しみ、昨季に至っては一軍登板なし。同年オフに行われた現役ドラフトで広島東洋カープに移籍した。
 
 今季はオープン戦で3試合に登板したが、防御率10.13と結果を残せず、開幕二軍スタートに。
 
 ファームではここまで26試合に登板し、防御率3.00とまずまずの数字を残しているものの、一軍昇格には至っていない。安定感あるピッチングを続け、首脳陣の信頼を勝ち取りたいところだ。





高橋昂也

・投打:左投左打
・身長/体重:182cm/95kg
・生年月日:1998年9月27日
・経歴:花咲徳栄高
・ドラフト:2016年ドラフト2位
 
 2022年以降は一軍登板がなく、今季も二軍暮らしが続いている高橋昂也。プロ8年目を迎えているだけに、正念場のシーズンになりそうだ。
 
 花咲徳栄高では、エースとして甲子園に出場。高校日本代表にも選出されるなど大きな注目を集め、2016年ドラフト2位で広島東洋カープに入団した。
 

 
 ルーキーイヤーから二軍で実戦経験を積み重ね、高卒2年目の翌2018年に一軍デビューを飾った。
 
 同年は、一軍では6試合の登板で防御率9.43と振るわなかったが、ファームでは13試合登板で4勝3敗、防御率3.18、奪三振率10.59と高いパフォーマンスを発揮した。
 
 しかし、2019年に左肘の手術を敢行。2021年に一軍復帰したが、15試合の登板で5勝7敗、防御率5.28と思うような結果を残せなかった。
 
 その後は一軍マウンドから遠ざかり、今季はファームで25試合にリリーフ登板しているが、防御率4.24と寂しい数字となっている。







戸根千明

・投打:左投左打
・身長/体重:174cm/102kg
・生年月日:1992年10月17日
・経歴:石見智翠館高 - 日本大
・ドラフト:2014年ドラフト2位
 
 昨季は開幕一軍入りを果たすなど、一時は復活を予感させていた戸根千明。しかし、移籍2年目の今季は、二軍でも低調な数字が並び、厳しい立場となっている。
 
 2014年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団すると、ルーキーイヤーから一軍のブルペンに定着。同年は46試合に登板し、1勝5ホールド、防御率2.88の好成績を残した。
 

 
 翌2016年も42試合と多くの登板機会を得たが、防御率4.50と数字を落とした。その後は故障にも苦しみ、登板機会が減少。
 
 2022年は9試合の登板で防御率5.02に終わり、同年オフの現役ドラフトで広島東洋カープに移籍した。
 
 移籍初年度の昨季は、開幕一軍入り。春先はフル回転の活躍を見せたが、シーズン後半は失速。最終的に24試合の登板で防御率4.64に終わった。
 
 今季はファームが主戦場となり、16試合登板で防御率10.43と低迷。一軍昇格のきっかけも掴めずにいる。結果が求められる立ち位置となっているだけに、再浮上を図りたい。







磯村嘉孝

・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/91kg
・生年月日:1992年11月1日
・経歴:中京大中京高
・ドラフト:2010年ドラフト5位
会をなかなか増やせなかった。
 
 第3捕手としてチームを支えてきた磯村嘉孝。プロ14年目の今季は、開幕から故障で出遅れ、現時点で一軍出場なしと苦しいシーズンを過ごしている。
会をなかなか増やせなかった。
 
 中京大中京高から2010年ドラフト5位で広島東洋カープに入団。高卒2年目の2012年に一軍デビューを果たしたが、3番手捕手という立場にとどまり、出場機会をなかなか増やせなかった。
 

 
 高卒9年目となった2019年には打撃が開眼し、代打での起用が増加。同年は自己最多の65試合に出場し、打率.278、4本塁打、21打点の好成績を残した。
 
 しかし、その後は活躍を持続させることができず、昨季は25試合の出場で打率.207に終わった。
 
 今季は上半身のコンディション不良により、開幕二軍スタート。復帰後も一軍では正捕手の坂倉将吾、ベテランの會澤翼、プロ5年目の石原貴規が固定されている状況だ。
 
 ファームでは34試合出場で打率.273、2本塁打とまずまずの数字を残しているが、二軍暮らしが続いている。







曽根海成
・投打:右投左打
・身長/体重:175cm/73kg
・生年月日:1995年4月24日
・経歴:京都国際高
・ドラフト:2013年育成選手ドラフト3位
 
 昨季は代走を中心に39試合に出場した曽根海成。今季はけがで出遅れるなど、厳しいシーズンを過ごしている。
 
 京都国際高から2013年育成選手ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒4年目の2017年3月に支配下登録を勝ち取り、同年に一軍デビューを果たした。
 

 
 だが、一軍定着には至らず、翌2018年7月に交換トレードで広島東洋カープに移籍となった。
 
 新天地では内外野をこなすユーティリティープレイヤーとして一軍に定着。2021年には自己最多の66試合に出場し、9盗塁をマークした。
 
 しかし、以降は出場機会を伸ばせず。昨季は39試合の出場にとどまった。
 
 さらに今季は、開幕前に死球の影響で左尺骨を骨折。6月に復帰したものの一軍昇格はなく、ファームでも42試合の出場で打率.109と打撃不振が続いている。




 



 

 
【了】